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朝鮮中央通信、「日本はまず過去の清算を」

 朝鮮中央通信は3日、小泉純一郎総理が国連総会で日本の安全保障理事会常任理事国入りを訴えたことに関連して論評を発表し、日本は国連の責任ある地位を欲する前に、朝鮮人民とアジア人民に働いた過去の罪過を清算し、これらの国の信頼から得るべきであると強調した。

 論評は、国連憲章に明記された「敵国」の汚名もすすげなかった日本は、罪多き過去によって安保理常任理事国入りをうんぬんする資格のない国であると述べながら、かつて朝鮮人民とアジア人民に計り知れないあらゆる不幸と苦痛を及ぼした罪悪を反省し、清算するどころか、逆に正当化するため汲々としてきたと非難した。

 また、このような日本が世界の平和と安全及び国家間の経済、文化的協力を図ることを目的としている国連で、中核的な地位を占めるということこそ身のほど知らずの行動であり、国際平和と安全を志向する世界人民に対する挑戦であると指摘。過去の清算は、日本政府の法律的、道徳的責任の問題であり、そうすることだけが日本が国連加盟国、国際社会の一員としての任務と役割を全うする正しい行動となると強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.10.8]