祖平統、南の秘密核実験の真相究明を要求 |
祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは2日の声明で、南朝鮮の秘密核実験事件の真相が究明されなければ北南関係の発展は期待できないと強調した。 声明は、最近南朝鮮で次々と明るみに出ている秘密核実験事件は今まで南朝鮮当局が計画的に推し進めてきた重大な核開発策動の一部に過ぎないとし、次のように指摘した。 この20余年間極秘裏に進められてきた核開発策動によりこんにち、南朝鮮は核物質の抽出、核爆弾の製造と運搬手段の保有、核戦争の推進など核武装化の基本枠組みを備えるようになり、それが一つの完結したシステムを成している。 これは、朝鮮半島の情勢と北南関係に大きな影響を及ぼす事件である。南朝鮮当局は今まで、核問題で自分たちは潔白であるふりをしながら、宗主である米国と共にわれわれの「核問題」を騒ぎ立ててきた。 とりわけ、南朝鮮当局は核兵器の基本原料であるウランの濃縮実験までしておきながら、逆に米国の言葉を繰り返し、われわれの「ウラン濃縮」疑惑を持ち出して中傷している。 今回の事件は、核問題と関連して表裏ある行動をしてきた南朝鮮当局の二重的な正体が露呈されたことにより、南朝鮮の核問題はもはや疑惑ではなく厳然たる現実となっていることを示している。 われわれは今回の事実を通じ、南朝鮮のような目下の「同盟者」に対しては核兵器の開発と保有を黙認、ひ護し、朝鮮に対しては荒唐無けいな謀略資料までねつ造しながら圧殺策動を繰り広げている米国の二面性を再度はっきり見ている。 南朝鮮核問題の真相は徹底的に究明されなければならない。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.10.8] |