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祖平統、南朝鮮当局にイラク追加派兵の中止を要求

 祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは9月28日、南朝鮮軍部が「民事作戦」の経験を積ませるため、イラクに特殊戦武力を派兵すると言っていることと関連し、談話を発表した。

 談話は、南朝鮮軍部が「現代戦で民間人要素は軍事的要素以上に戦争状況に絶対的影響を与える」「戦闘状況終了後も民事作戦は続く」「初期段階での治安維持、民間人に対する武器回収などのために多くの経験が必要とされる」などと正当化し、これを北での「有事の際」に行われる「民事作戦に対応」するためだと主張していることに触れながら、次のように続けた。

 これまで南朝鮮軍部は、イラク派兵問題を南朝鮮と米国の「有事の際の連合指揮能力の向上と戦闘経験を積むことにある」という一般的な言葉で説明していたが、今回のようにわれわれと直接関連付けて「民事作戦経験」を積むところにあると公言したのは初めてである。

 これは、イラクに特殊戦武力を派兵することがすでに派兵された部隊を「保護」するためではなく、われわれに対する挑発的な目的から出発したものだということを如実に語っている。この事実ひとつをとってみても、南朝鮮当局者が米国の北侵戦争策動の追従者ばかりか、共犯者であり協力者であることが確認された。

 祖国平和統一委員会は、われわれに対する南朝鮮当局の策動を「わが民族同士」の理念のもと、民族共助と団結、統一の道へと進むことを確約した6.15共同宣言に対する全面的な挑戦として、許すことのできない危険で無謀な行為と断定し、国の平和と統一を願うすべての朝鮮民族の名において糾弾する。

 朝鮮半島での「民事作戦」などというものはいつまでも実現することのできない妄想である。

 南朝鮮当局は、反民族的な「民事作戦」策動が招く重大な結果について熟考し、イラク追加派兵をすぐに中止するべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.10.1]