top_rogo.gif (16396 bytes)

朝鮮外務省代弁人、南朝鮮の核秘密実験に関連し、当然の注意払うべきと強調

 朝鮮外務省スポークスマンは11日、最近、次々と露呈した南朝鮮の核関連秘密実験事件に関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、国際社会はありもしない朝鮮の「ウラン濃縮問題」ではなく、明るみに出た南朝鮮のウラン濃縮問題に当然の注意を集中すべきであると強調した。

 スポークスマンは、南朝鮮で相次いで明るみに出た核関連秘密実験は明らかに軍事的性格を帯びたものであり、米国によるものとの疑いが強いと述べながら、米国は「同盟国」には核技術を拡散して核兵器活動と核兵器保有を黙認しながらも、思想と体制が異なるからといって、朝鮮に対しては根拠もない「情報資料」まででっち上げて平和的核活動まで抹殺しようとする二重基準を適用していると非難した。

 また、南朝鮮が米国の核の傘の下にある状況のもとで、核計画を絶対に放棄できないということは自明の理であると指摘。現在、米国は南朝鮮で明るみに出た核関連秘密実験事件をうやむやにしようと術策をろうしていると主張した。

 そのうえで、今回の事件は6者会談の開催問題と結びつけざるをえず、今回の事件は透明性を持って徹底的に解明され、必要な対策が講じられなければならないと述べながら、北東アジア地域で核軍拡競争が招かれる危険を防ぐためには、米国が対朝鮮敵視政策を実践的に放棄し、朝鮮の正当な要求どおり対話を通じた核問題解決に一日も早く臨むべきであると強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.9.14]