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朝鮮外務省代弁人 米、南、ベトナムを非難、米の対朝鮮敵視政策の産物

 朝鮮外務省スポークスマンは3日、最近発生した「大量脱北および移送」事件と関連して朝鮮中央通信社記者の質問に答え、今回の事件は朝鮮の「体制転覆」をもくろむ米国の対朝鮮敵視政策の産物であり、北南間の反目と対決を願う南朝鮮の勢力による意図的な策動だと強調した。

 スポークスマンは、米国と南朝鮮当局者が女性と子どもがほとんどである数百人の住民を段階的にベトナムに誘い出し、南朝鮮に集団で連れ去ったと非難しながら、「脱北者」の大部分は親せき訪問のため中国東北地方に渡り、敵のスパイ機関に連れて行かれた人間だと述べた。

 また、今回の事件が米下院で「脱北者」に対する莫大な「財政支援」を柱とする「北朝鮮人権法案」の採択から1週間も経たないうちに発生したのは偶然ではないと指摘。「見過ごせないのは今回の謀略事件にベトナムが共謀したことだ」と指摘した。

 そして、ベトナムが今回の事件に加担したという十分な資料を握っており、ベトナムはみずからの利害のためなら国家間の初歩的な義理と道徳すら捨て去る信義なき行動もするということをさらけ出したと述べた。

 そのうえで、米国が敵視政策を根本的に清算しない限り、核問題はもちろん朝米間の問題は一つも解決されないと強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.8.5]