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朝鮮各紙、南の「イラク追加派兵」を非難

 南の国会本会議で13日、「イラク追加派兵同意案」がついに可決された。これによって4月、3000人規模の南朝鮮軍がイラク北部のキルクーク地域に派遣されることになった。

 18日付の平壌各紙は署名入りの論評で、南のイラク追加派兵は民族の尊厳と利益、名誉を傷つける許し難い反民族的行為であり、米国の専横と圧力に屈して南の青壮年を外部勢力の弾よけとして駆り出す恥辱の事大売国策動であると指摘した。

 労働新聞は、米国が強行したイラク戦争に対し、正義も国際法もすべて無視して徹頭徹尾、自国の利己的な目的実現のため他国の自主権と尊厳を踏みにじった不正義の侵略戦争だとのらく印を押し、次のように続けた。

 南朝鮮当局と政治家が米国との「同盟」や「国益」などをうんぬんしながらイラク派兵を決めたため、数千人の南朝鮮の青壮年の命を賭けた博打が始まることになった。

 これは、歴史と後世に永遠にのろわれる妄動である。

 現在、南朝鮮軍の派兵に関連したイラク内部の雰囲気は殺伐としている。イラクの抗争勢力は、南朝鮮軍が派兵されれば、占領軍、侵略軍と認めて懲罰を加えるとしている。

 今回、南朝鮮の国会が「イラク追加派兵同意案」を可決したことにより、南朝鮮当局は米国の強権的圧力に屈して民族の自尊心と尊厳、南朝鮮人民の利益と運命までためらうことなく委ねる米国の操り人形に過ぎないということを再度露呈した。

 前世紀に南朝鮮当局は、米国に追従してベトナム戦争に派兵したため、民族史にまたとない恥と悲劇を残した。南朝鮮当局は、新世紀にその悲劇を再現させている。

 もはや、米国の弾よけとしてイラクに駆り出される数千人の南朝鮮の青壮年の運命がどうなるのかは火を見るよりも明らかである。派兵される青壮年はイラクで米国の弾よけとして犬死にし、愛する息子と娘を失った南朝鮮の多くの人民が悲しみと苦痛のなかで身もだえするであろう。その時になって、全責任はイラク派兵を決定した者が負うことになるであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.2.21]