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朝鮮外務省代弁人、日本外務省代表団の訪朝で談話

 朝鮮外務省スポークスマンは14日、日本外務省代表団が訪朝したことと関連し朝鮮中央通信社記者の質問に要旨次のように答えた。

 日本代表団は滞在期間、姜錫柱外務省第1次官を表敬訪問し、金英日外務省次官を団長とする朝鮮代表団と会談した。

 会談では朝・日関係問題と核問題、拉致問題などが論議された。朝鮮側は朝・日関係問題と関連し、日本側が平壌宣言履行の意志を明らかにすることを求めた。また日本が最近、対朝鮮「制裁」立法化など圧殺政策に固執していることについて追及し、強硬には超強硬で対処するという朝鮮の立場を再度明らかにした。

 核問題と関連して朝鮮側は、同時一括妥結案の第1段階措置となる「凍結対補償」提案の実現は、日本にとっても有益だということについて述べた。そして、日本が次回の6者会談で拉致問題を再び持ち出した場合には、日本の会談参加自体を拒否すると強調した。

 拉致問題に関しては、日本が朝鮮と交わした約束を破り拉致被害者5人を日本に抑留していることこそ拉致行為であると指摘した。

 また、日本が植民地統治期間に犯した840万余の朝鮮人強制連行などについて謝罪、補償し、日本の謀略団体が朝中国境地域に潜入して誘拐拉致した20余人の朝鮮公民を滞りなく送り返すことを強く求めた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.2.17]