top_rogo.gif (16396 bytes)

朝鮮アジア太平洋平和委員会代弁人、金剛山観光活発化を南に要求

 朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)スポークスマンは4日、金剛山観光事業が最近、かつてない不振状態に陥ったのと関連して談話を発表し、次のように指摘した。

 当委員会と南朝鮮の現代峨山の間に行われている金剛山観光事業は北南経済協力の象徴である。しかし、その前途が予測し難い不振状態にある。

 観光客の急激な減少によって5年間絶え間なく往復していた観光船さえも運航が取り消され、海上観光は中断状態に至った。

 われわれは、危機に瀕したこうした重大な事態を、米国の不純な策動と決して無関係ではないと見ている。

 当初からわが民族同士で行う金剛山観光を快く思わず、妨害してきた米国は、公認された国際慣例として当然支払うことになっている観光代価に対してまで「軍事転用」をうんぬんし、支払いを極力阻んできた。

 最近も、北南関係の進展速度を核問題の解決に合わせるよう南朝鮮当局に迫り、わが民族の和解と協力、統一の基本障害としての正体を露にしている。

 南朝鮮当局は当然、北南経済協力を阻む米国に反旗を翻し、金剛山観光を南朝鮮各階層の要求と利益に沿って活性化させる対策を講じるべきである。

 もし、現在のように金剛山観光の不振状態が続けば、われわれとしては他の選択をせざるをえなくなるだろう。観光が中断された場合、その結果に対して米国と南朝鮮当局は全責任を負うことになる。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.2.9]