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北南が分断後初となる文化財共同調査、金剛山新渓寺

 大韓仏教曹渓宗は16日、昨年11月9〜25日まで北の朝鮮仏教徒連盟と共同で、金剛山新渓寺址の文化財調査を行ったことを明らかにした。

 分断以後初めてとなる北南共同の文化財発掘となった今回の調査では、大雄殿と3重石塔萬世楼地域を中心に行われその結果、高麗中期から李氏朝鮮時代、また日帝時代に至る多様な時代の文化財を確認することができた。

 今回の調査活動には、北側から開城霊通寺発掘調査研究チームが、南側から安在皓東国大考古美術学科教授を責任調査員とした11人が参加した。

 曹渓宗側は、「今回の調査は民族のルーツを確認できる文化財分野での交流活性化のきっかけになった。また、失われた民族の歴史を南北が共同で復元する『金剛山新渓寺復元法事』のための事前調査であり、今後民族の和解と協力のための南北間仏教交流という点でも重要な意味を持つ」と強調した。

[朝鮮新報 2004.1.20]