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祖国平和統一委員会と朝鮮各紙、北南関係妨害する米批判

 祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは9日、米国が最近、核問題の進ちょくに合わせて北南関係の進展速度を調節することを南朝鮮当局に迫ったことに関連し、談話を発表した。

 スポークスマンは、今回、米国が核問題を口実にして南朝鮮当局に北南関係の速度調節を迫ったのは単に鉄道、道路連結と金剛山観光、開城工業地区建設などを阻むことにだけ目的があるのではなく、朝鮮の統一を妨げ、朝鮮民族を核戦争の惨禍のなかに追い込もうとするところに基本目的があると暴露した。

 また、これは民族の和解と団結、統一を志向する朝鮮民族に対する耐えがたい挑戦であり、わが民族の内部問題に対する乱暴な干渉であると糾弾した。

 そして、南朝鮮当局は、核問題と結びつけて北南関係の進展速度を調節することについての米国の強迫にどう対処するか、全同胞が見守っていることをはっきりと知るべきであろうと指摘した。

 一方、労働新聞11日付は、米国が北南関係の発展と民族の和解プロセスを妨げているのは対朝鮮侵略企図をさらけ出したものであると指摘し、次のように続けた。

 朝鮮民族が自国の鉄道と道路を連結しようが、自国の名山の金剛山を観光しようが、自国に工業地区を建設しようが、米国は難癖をつけるいかなる理由も名分もない。米国は、朝鮮民族が自分の志向と意思に即して推し進めている北南関係の発展と統一運動を妨げることにより、南朝鮮を占領し、対朝鮮侵略政策を追求していることを再度あらわにした。

 同日付の民主朝鮮も、米国は北南関係の改善を執ように妨げながら北と南の全朝鮮民族対米国の対決構図を北南対決に転換させて朝鮮半島で新たな戦争、核戦争を起こそうとしているとし、今回、米国が南朝鮮当局に北南関係改善の速度を調節せよと圧力を加えた目的もまさにここにあると暴露した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.1.16]