朝鮮平和擁護全国民族委員会など米のハイテク武力増強非難 |
朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)のスポークスマンは10日、声明を発表し、南朝鮮に対する米国のハイテク武力増強の動きを批判した。 米国はこれまでに、イラクとアフガニスタン戦争で実戦試験を経たハイテク兵器を非武装地帯の南側地域に配備している。 声明は、これは米国が唱えている「6者会談」や「交渉による核問題解決」といったものが自国の好戦的正体を覆い隠すベールに過ぎず、実際は朝鮮を軍事的に圧殺するための核戦争準備に密かに拍車をかけていることをはっきり示していると指摘した。 また、北、南、海外の全朝鮮民族は朝鮮民族第1主義の旗じるしのもと、米国の核戦争挑発策動を阻止し、破たんさせる闘争に果敢に立ち上がるべきだと強調した。 そして、世界の平和愛好人民が民族の自主権と生存権を守り、朝鮮半島と地域の平和と安定をめざす朝鮮人民に支持と連帯を送り、世界的な反米、反戦闘争に積極的に合流するものとの期待を表明した。 一方、13日付の労働新聞は論評で次のように指摘した。 対話の裏で強行されている米国の危険きわまりない武力増強の動きは、彼らの「対話」うんぬんがどんなに荒唐なものであるのかを明白に示している。 ブッシュ勢力の冒険的な企図により、朝米核問題を平和的に解決しようとする朝鮮の誠意と真しな努力にもかかわらず、朝鮮半島には核戦争の危険が刻一刻と迫っており、民族自主統一の前途には重大な難関が生じている。 米国の軍事的強権と核戦争挑発策動が日増しに無分別になっているこんにちの現実は、民族の運命を守り、国の平和と統一偉業を促進するため民族共助を確固と実現することを求めている。核戦争を防止し、国の平和を守るうえで北と南の区別などありえない。 全同胞は、米国の武力増強策動に断固と反対、排撃し、南朝鮮から撤退させる闘争にこぞって立ち上がるべきであろう。 10日付の民主朝鮮も、米国のハイテク兵器配備策動は、朝鮮を侵略するための南朝鮮占領米軍武力の「戦力増強計画」の一環であると指摘。もし、米国がわが国で戦争を挑発するなら、それは朝鮮半島に限定されるものではなくなる。そうなれば、米国も戦争を十分に味わうことになるであろう、と強調した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.1.15] |