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民主朝鮮、論評で日本政府の「朝・日平壌宣言」の履行促す

 民主朝鮮7日付は「朝・日平壌宣言の履行が重要だ」というタイトルの論評を掲載し、次のように指摘した。

 こんにち、朝・日関係は最悪の危機的局面に瀕している。これは、朝鮮に対する極度の反感を抱き、対朝鮮敵視政策を実施してきた日本政府の無責任な態度に起因する。

 朝・日政府間で合意した平壌宣言には、平和と和解へと向かう新しい世紀の流れに沿って、朝・日関係において根本的な改善をもたらすための解決方法が反映されている。

 朝鮮は歴史的に悪化してきた朝・日関係に終止符を打ち、近い隣人として暮らそうという両国人民の念願を尊重し、朝・日平壌宣言に指摘された自らの義務事項を誠実に履行してきた。

 その反面、宣言採択後、その履行と関連した日本政府の態度はとても失望的としか言いようがない。日本政府は朝鮮との関係改善を約束しておきながらも、平壌宣言の精神に反する信義のない行動ばかりしてきた。

 平壌宣言には朝・日関係改善における基本は朝鮮人民に対する日本の過去の清算だということが指摘されている。日本が本当に朝鮮との関係改善の意志を持っているのならば、この問題で自分がすべきことをするべきだった。

 しかし日本政府は、朝・日関係改善問題で非本質的な側面にしか過ぎない拉致問題を取り上げ、人為的な難関と複雑性を作り出している。

 より重大なのは、日本政府が米国の反朝鮮圧殺策動に便乗し、朝鮮に対し全面的な対決姿勢をとったことだ。

 しかし、米国の対朝鮮敵視政策と反朝鮮圧殺策動に便乗して、不純な政治目的を成し遂げようとするのは誤算である。このような親米一辺倒政策は北東アジア地域での日本の孤立をさらに促進するだけだ。

 日本政府は古い時代の対決観念を捨て、現在の近視眼的な対朝鮮政策から大胆な方向転換をするべきだ。

 そうすることが日本にとっても有益なことになるだろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.1.9]