「第2回6者会談向け朝中が努力」、朝鮮外務省代弁人 |
朝鮮外務省のスポークスマンは昨年12月27日、中国外務次官の訪朝に関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。 12月25〜27日の間に中国の王毅外務次官を団長とする代表団が訪朝した。 滞在期間代表団は、姜錫柱第1外務次官を表敬訪問し、米国担当次官と6者会談問題について真しな意見交換を行い、中国担当次官と双務関係問題についても論議した。 双方は一様に、第2回6者会談が対話のプロセスを継承性のあるものに前進させるうえで重要な役割を果たすことができると認め、このために当該の準備を着実に進め来年の早いうちに会談が開かれるよう努力することにより、対話を通じた核問題の平和的解決のプロセスを続けていく用意を表した。 次回の6者会談開催に向けた当該の準備を進めるにあたり、ブッシュ政権が政策転換の意志はなく、「先核放棄」を主張しながらわれわれを武装解除させることばかり企んでいるのが大きな問題である。 これは、すべての参加国の支持と理解を得ている同時行動原則に基づく一括妥結案を実現するうえで基本的な障害となっている。 米国が引き続きこのような立場に固執するなら、対話の基礎を崩すことになるであろう。 次回の6者会談の準備は、「言葉対言葉」の公約と共に第1段階の行動措置を合意させることに志向されるべきであろう。 すでにせん明したように、第1段階の行動措置はわれわれが核活動を全面的に凍結する代わりに、米国と周辺諸国はそれに対応した措置を取ることである。 これは、6者会談のプロセスを続けるための基本的な出発点であり、中核事項である。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.1.9] |