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南の市民団体が不正疑惑議員を非難する記者会見行う

 参与連帯のメンバー60余人が8日、ソウル汝矣島にあるハンナラ党本部前で「不正疑惑国会議員の検察出頭と政治改革全面受け入れを促す記者会見」を行い、不正疑惑のある7人の議員に検察への出頭を強く求めた。

 記者会見ではまず、参与連帯のキム・ギシク事務処長が発言。「不正疑惑のある議員たちはみずから検察に出頭すべきなのに、検察に協力すると約束した各党が7人の議員をかばったことで、国会の権威をみずから貶めた」「かの議員たちはすぐに逮捕されるべきであり、検察がやらなければ市民が立ち上がる。不正疑惑議員たちはみずから出頭して議員を辞職するべきだ。これが私たちの最後の警告だ」と述べた。

 キム・ミンヨン市民監視局長も、「不正疑惑の議員たちは逮捕されるのを恐れて夜も眠れない。昨年の大晦日には彼らを逮捕できなかった市民が怒りのために眠れなかったが、今では正反対になっている」と指摘。「ハンナラ党が議員を守るために国会を召集するという話もあり、まだ緊張の糸を緩めてはならない」と強調した。

 記者会見に参加した市民らも、「市民ロビー団の活動をしながら国会に腐敗防止法の制定を促しているが、通過させることができなかった。政治家と直接関連した法は国会ではなく別の特別機構で通過させるべきだ。政治家は自分たちに関連した法を絶対公正には作らない」と怒りをぶつけた。

 この日の記者会見は、参与連帯と「オーマイニュース」が共同で行っている「不正疑惑国会議員を逮捕するためのキャンペーン」の一環として行われた。

 キャンペーンは3段階に分かれており、第1段階では7人の国会議員に自ら出頭することを促し、第2段階では検察事前拘束令状請求を求め、第3段階では令状請求後も逃避した場合に逮捕キャンペーンを行うことになっている。

 一方、参与連帯は昨年12月31日からインターネット上で「ネティズン(インターネットに携わる人たちを指す造語)緊急行動」を呼びかけている。参与連帯は「不正議員7人の辞職と検察への出頭を促す署名」運動を展開。7人の議員に対する逮捕同意案が国会の本会議で否決されたことを受けて、市民の力で逮捕しようという趣旨から署名運動を始めた。

 6日午後3時現在で、ホームページには1200人を超えるネティズンの実名とともに、「一行意見」と一緒に署名を行っている。

 ネティズンたちは「不正議員と逮捕同意案を否決させた政党に対する審判を下そう」「最小限の捜査すら妨げる議員たち。…総選挙で天罰を下そう」などの意見を残している。

 不正疑惑のある議員は崔燉雄議員をはじめとするハンナラ党の4人、民主党の2人、「開かれたウリ党」の1人など。

[朝鮮新報 2004.1.8]