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北九州初級、新校舎で初の公開授業「朝鮮語を生き生き学習」

 北九州朝鮮初級学校(北九州市)対外公開授業が10月31日に行われ、北九州市教育委員会総務部の吉田課長、福岡県教職員組合北九州支部の今浪支部長ら56人が参観した。

 今回の授業は新校舎に移転して初めて行われるもので、地域の住民に理解と協力を得るとともに交流を深める目的があった。参加者中4人は近隣の自治区会会長、12人が自治区会副会長、役員であることからも、そういった所期の目的は達成できたといえる。

 学校を訪れた人々は、生徒たちの授業風景や教室ごとに展示された教科書や生徒たちの作品に丹念に見入っていた。

 授業後は舞踊部、伽倻琴部による公演が行われた。

 参観者らは、「礼儀正しい生徒たちにたいへん好感が持てた。教師と生徒のきずなが強い。学力もとても進んでいる。子どもたちの笑顔がとてもすてきだった」(淺川日の峯自治区会の緒方会長)、「少人数の中で子どもたちが生き生きと朝鮮語を学習している姿を見せていただいた。大事な言葉には、先生が一つひとつ発音を確かめながら教えているのを見て、あらためて母国語を大切にしている気持ちを感じた」(小学校教員)などと感想を語っていた。【北九州初級】 

[朝鮮新報 2004.11.9]