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朝鮮大学校研究院設立30周年記念鼎談 朝・日国交、同胞の権利テーマに

 朝鮮大学校研究院設立30周年記念・研究院OB、OGの鼎談が10月31日、朝鮮大学校で行われた。鼎談には、研究院の卒業生、在校生、同校の学園祭に訪れていた同胞、日本人ら約80人が参加した。

 テーマは「朝・日国交正常化と在日朝鮮人の諸権利」。科学研究部の李柄輝助手が司会を務め、金明守・総聯中央参事、任京河・朝大経営学部講師、宋恵淑・人権協会事務局副部長(朝大非常勤講師)がそれぞれ発言した。

 鼎談では、朝・日平壌宣言の意義と評価、国交正常化問題、日本の過去の清算と在日朝鮮人の諸権利に関する問題について話し合われた。その後、討論と質疑応答も行われた。

 宋講師は「過去の不幸な歴史の最大の被害者である在日朝鮮人が、未来を創造する主体としての自覚と実力を持つことが重要だ」と述べた。

 鼎談の最後には、「(国家レベルでの)損害賠償の請求を放棄することを朝・日間の条約に盛り込むことで、日本の植民地支配の不法性を決定付けることができるのでは」との提案も行われた。

 鼎談後、記念パーティーが行われた。参加した卒業生、在校生らは、想い出話や近況報告をしながら互いに交流を深めた。

[朝鮮新報 2004.11.6]