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中四国、九州でサマースクール−パネルディスカッション通じ民族について考える

カヌー教室で楽しい時間

 中四国、九州ブロックサマースクールが11〜13日の3日間、福岡県・海の中道青少年の家で行われ、日校生、朝高生、日本人教員ら126人が参加した。

 数年ぶりに行われた同スクールは、中四国、九州の広い地域に住む日校生たちのネットワークを強化させるとともに、コリアンとして自立していく契機を与えることが目的。

 はじめは面識がなく緊張していた生徒たちだったが、さまざまなことをともに体験していくうちに表情が明るくなり、しだいに打ち解けていった。

チョゴリを着て「ピース!」

 参加者たちは、カレーバトル、運動会、カヌー教室で楽しい時間を満喫しながら交流を深めた。民族について考えさせる場となったパネルディスカッション、1人劇、フォークダンスなども行われ、全員が主人公になった気分で雰囲気を盛り上げた。

 討論会では、それぞれが抱える悩みや不安を語り合うとともに、「コリアンとしての自己実現の道とは何か」「コリアンとしての未来はどう開拓されていくのか」など自分たちが置かれた立場、民族について話し合った。参加者たちは討論会を通じてコリアンとして堂々と生きていくことの大切さを実感し、活動地域は違っても学生会活動に積極的に参加することを誓い合った。【中四国、九州サマースクール実行委員会】

[朝鮮新報 2004.8.24]