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東京朝高柔道部室改修、新しい畳は気持ちいい

 東京朝鮮中高級学校(東京都北区)柔道部卒業生らによる柔道部室改修工事が完了した。これを記念する集いが1日、同部室と食堂(多目的ホール)で開かれ、体育連合会の鄭知海理事長、柔道協会の呉成允名誉会長、宋賢哲会長ら関係者、柔道部OB、現役部員らが参加した。

 同部室は、1971年に同校敷地内に建てられた東京朝鮮文化会館の地下にある。30年以上使われてきたため、道場の畳が抜けるなど、年々老朽化が目立つようになり、稽古に支障が出るまでになった。

 後輩たち、そして今後の同部の活性化のためにも少しでも良い環境を作ろうと、OBらが中心となって1年間にわたり募金運動を行ってきた。こうしたさまざまな協力のすえ、畳の入れ替え(畳の下の古い板を新しい板に替える)、フローリング作業、壁の塗り替えなどが行われた。

 当日は、新しくなった部室で、OBと現役部員らが合同練習、練習試合を行ったあと、食堂で宴会が催された。

 参加者たちは懐かしい旧友や先輩、後輩と思い出話に花を咲かせ、楽しいひとときを過ごした。

 宴会であいさつした宋賢哲会長は、「こうして記念行事を開くことができたのは、柔道部を心から愛し、協力してくれる人たちがたくさんいたからだ。あらためて感謝の気持ちを伝えたい。これからも有能な選手たちが輩出されることを期待している」と述べた。

 李永哲さん(高3)は、「練習試合では緊張したが、熱心な指導を受けて、とてもうれしかった。新しい畳は気持ちがいい」と喜んでいた。

 主将の李民赫さん(高3)は、「先輩たちの温かい心に感動した。彼らの汗、涙、愛情がしみこんだ部室でこれからも練習に励み、大会で必ずいい結果を出したい」と決意を語った。(良)

[朝鮮新報 2004.8.21]