名古屋朝鮮初級学校恒例の「トブロ祭り」、今年も600余人で大盛況 |
「名古屋朝鮮初級学校トブロ―ともに祭り」が1日、白川公園中央運動広場で行われ、生徒、学父母をはじめとする同胞、日本人ら約600人が参加した。名称の「トブロ」とは朝鮮語で「ともに」の意味。学父母のみならず広範な同胞、理解ある日本人と「ともに」民族教育を発展させていきたいと、名古屋初級が設立(市内の3つの初級学校が統合)された2000年から毎年行われてきた。今年で5回目。 学校、支部、教育会、オモニ会、アボジ会、朝青員らは案内チラシの配布をはじめ、屋台、芸術公演、抽選会、会場設営などの準備に取り組んできた。 当日は、李章哲校長があいさつし、斉藤亮人名古屋市議会議員が連帯のあいさつを述べた。 斉藤市議は、「6月の公開授業を拝見してたいへん感動した。多くの支援によって運営されていることも知った。日本人、朝鮮人、外国人、障害者などの区別なくより良い社会、平和を目指し、ともにがんばりましょう」と呼びかけた。 「祭り」では、たこ焼き、焼きそば、冷やしうどん、チヂミ、ピビンパ、フランクフルト、かき氷などの屋台が並び、人々の食欲をそそった。芸術公演では、同校幼稚園児の合唱、初級部生徒の民族舞踊、文芸同東海支部舞踊部の「チャンゴの舞」、中川地域コーラス部の民謡メドレーなどが披露され、好評を博した。 大抽選会では旅行券をはじめ、高級電化製品、折りたたみ自転車、食事券など豪華な賞品が与えられた。 参加者たちは、「年に1回、こうしてみんなが集まり、楽しいひとときを過ごせるトブロ祭りを楽しみにしていた」「若いアボジ、オモニ、そして朝青トンムたちが一生懸命がんばっている姿が力強く、微笑ましい」「名古屋初級の生徒数が増え、ますますみんながひとつになって学校を盛り立てている姿に力を得た」などと話していた。【名古屋初級】 [朝鮮新報 2004.8.17] |