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岐阜初中で公開授業、各市教育関係者ら参加

授業を参観する教育関係者たち

 岐阜朝鮮初中級学校の日本人を対象にした公開授業が5日に行われ、岐阜県県民生活局振興室の近田和彦室長、関市教育委員会の松田淳一教育長、岐阜市教育委員会の古田雅通主管をはじめ、市や町の教育委員会の教育長、主管、課長、助役ら、近隣学校の校長2人、教頭2人、教員16人、市民団体、近隣住民らが訪れた。

 公開授業では授業参観以外にも交流会、懇談会、食事会などを催し、日本学校の教員らをはじめ、教育関係に奉仕する人たちがいつにも増して多く訪ねて来れるようにしたのが特徴だ。

 日本の行政関係者たちに朝鮮学校の実情を具体的に知ってもらうため、教育会会長をはじめとする理事らが案内をした。

交流を深める教育関係者と生徒たち

 幼稚班から中級部3年までの授業を参観した関係者らは、朝鮮語、日本語、英語の3カ国語を駆使する生徒たちの姿や授業のレベルの高さに驚きを露にしていた。

 交流会では幼稚班、初、中級部の生徒らがそれぞれ歌や踊りを披露し、ウリマル講習や学校紹介、座談会などを行った。交流会は日本人らが学生たちとの親ぼくと朝鮮学校への理解を深めるうえでたいへん意義深いものとなった。体育館で行われた懇談会では、日本人らの質問に校長が応対した。

 今回訪れた日本人らは「授業の改善状況も含めて多くのことを学んだ」「もっと多くの日本の教育関係者が関心を持っていくことがお互いにとって有益だと強く感じた」などと述べ、「貴重な機会を与えてくれた」ことに、謝意を表した。

 生徒たちは「朝鮮学校や私たちのことをもっと知ってほしい」「交流会を機に日本の人たちとの距離が近くなった気がする。もう一度やってみたい」などと話していた。【岐阜初中】

[朝鮮新報 2004.6.22]