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朝大外国語学部創設30周年記念 英語スピーチ、演劇上演

 朝鮮大学校(東京都小平市)外国語学部創設30周年記念学術行事が5月27日、同大記念館講堂で行われた。

英語スピーチコンテスト

 この日はまず、英語スピーチコンテストが行われ、同学部11人の学生が出演した。

 スピーチのテーマは学生生活や自分の主張、同胞社会に密着したものなどさまざま。日頃培ってきた英語力を披露した。コンテストでは朴淳華さん(3年)が優勝し、2位は黄淳美さん(1年)、3位は「美恵さん(4年)。3人には図書券が贈られた。

 つづいて、大阪経済法科大学、吉田康彦教授の講演が行われた。

 日朝関係の展望について語った吉田教授は、「平壌宣言はあらゆる角度から見て、よくできた宣言だ」としながら、「小泉首相の再訪朝で国交正常化への道が近づいた。2年以内に実現する可能性が大きいと考えている。宣言履行へ両国の動きはこれから急展開を見せるだろう」などと話した。

記念講演をする吉田康彦、大阪経法大教授

 また、「朝鮮学校の生徒、学生たちは生まれもってバイリンガルという、とてもうらやましい環境にある。勉学に励んで3つ、4つの言語をさらに習得する能力は十分にあるし、活躍の場は無限に広がっている。朝鮮文化、生活様式の多様性をもっと日本社会に持ち込んで国際化、グローバル化に寄与してほしい。常に先見の明を持つことが大事だ」と話した。

 夜には、学生たちによる英語劇が上演された。

 高演義学部長は、「外国語学部は1974年4月、朝大の7番目の学部として創設され、これまで1400人もの卒業生を輩出してきた。今後も学生たちが学術向上を図れるよう取り組んでいきたい」と語った。

 11月には記念公演が予定されている。(金明c記者)

[朝鮮新報 2004.6.8]