講義−優れた料理もっとアピールを |
「お客様にも健康を! 朝鮮料理の効能で売上アップ」と題して講義を行った韓啓司氏。人間は薬で病気を治すだけではなく、食べ物をしっかり食べて、免疫力=自然治癒力を養うことが大切だと述べた。
そのうえで韓氏は、民族料理として朝鮮料理ほど健康にいいものはないとし、3大健康食品として@にんにくAゴマB朝鮮人参を挙げた。 韓氏によると、朝鮮料理に欠かせないにんにくには、風邪や動脈硬化の予防、疲労回復などの効能があり、ゴマには、動脈硬化や抜け毛などを予防する効能がある。唐辛子のような辛いものは肺に良く、食欲増進や冷え性、肩こりの予防にもつながる。朝鮮人参(主成分はサポニン)には、@副腎ホルモンの分泌促進(ストレスの解消)A生体調整作用(血圧異常の正常化)B抗動脈硬化作用C抗癌作用などがあるという。 また、朝鮮料理の代表格でもあるキムチについては、「唐辛子は癌の予防薬でもある。よってキムチをたくさん食べると、癌予防にもつながる」としながら、「唐辛子とにんにくは、キムチの中のビタミンCの酸化を防ぎ、整腸作用を持つ乳酸菌の繁殖を活発にする」と述べた。 韓氏は、食材が豊富な朝鮮料理が世界的に優れた料理だということをもっとアピールし、これからも朝鮮料理の普及に尽力してくれるようにとの期待を参加者たちに表明した。 [朝鮮新報 2004.11.27] |