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松本平を見ながら舌鼓−焼肉・焼肉はうす 明松館(長野県松本市)

 オープンは1988年。父の後を継いだオーナーの李浩遠さん(53)、李梢さん(48)夫婦が切り盛りしている。

 9テーブル、40席の店内はゆったりしていて、落ち着いた感じだ。ピラミッド型のランプが一席ごとに優しい光を運んでくれ、心が和むという客も。老若男女、そして週末になると家族でにぎわうという。

 とくに注文が多いのは、牛カルビ(1人前800円)、牛ロース(同800円)、タン(同800円)、ハラミ(同600円)の4品。信州和牛の特上ロース(同1600円)も人気だ。コクのあるスープが人気のユッケジャンうどん(700円)は、好みによって辛さを調節できる。
冷麺(600円)にも入っている自家製キムチ(350円)は、酸味をおさえた辛さに甘味と旨みが凝縮されていて、キムチ好きにはたまらない逸品だ。

 「いいものをできるだけ安く」という浩遠さん。低価格なのも自慢。オープン当初からの常連客だけでなく観光客も訪れる。雑誌にも何度か紹介されている。斉藤記念フェスティバルで松本を訪れる指揮者の小沢征爾氏、プロ野球選手など著名人のサイン色紙も飾られ、その人気ぶりが伺える。

 同店のもう1つの魅力は松本アルプス公園へ向かう途中の高台に建つというその立地条件。店内の左側は前面ガラスで、松本平を一望できる。夏は花火見物の穴場でもあるのだとか。美しい夜景を楽しみながら焼肉をつつけば、胸もお腹もいっぱいになることまちがいない。長野に行ったら、ぜひ立ち寄ってほしい。(良)

 住所=松本市蟻ヶ崎5−1−28。営業時間=午前11時半〜午後2時、午後5時〜午後11時、無休、TEL 0263・34・1948

[朝鮮新報 2004.11.24]