第１回ウリオンマネットワーク子育てセミナー「オンマからのストローク・アイからのストローク」が１０月３０日、アピオ大阪で催され、４６人が集まった。

　他人との会話ややりとりでうれしく感じたり嫌な思いをしたり、子育てでオンマの思いが通じなかったり子どもの気持ちがわからなかったり−そんな時のヒントになれば、と今回は心理学セミナーが行われた。

　講師は、日本交流分析協会交流分析士１級インストラクターの井筒晴子さん。地域で子育て中の母親を対象にTA（交流分析）勉強会を開催している。

　参加者らは井筒さんの話に、最初からうなずきながら聞き入っていた。普段、オンマと子ども、夫婦、家族、職場などでどんなやりとりがなされているのかを、グループで話し合い、発表する過程でプラスとマイナスのストロークを見つけていた。

　「わかりやすくとてもおもしろかった」「自分を振り返るよい時間になった」「『目からウロコ』の話だった」「これからプラスのストロークを投げていきたい」など、参加者からは多数の感想が寄せられた。「ストロークは心の栄養。オンマたちが栄養を蓄えて子どもや家族、周りの人たちに栄養を分け与えていこうという温かい雰囲気でセミナーは終了した」と主催者のウリオンマネットワークでは語っている。【ウリオンマネットワーク】

　【注】交流分析ではストロークを「他人の存在や価値を認めるやりとり（会話、表情、態度、行動）」としている。

［朝鮮新報 2004.11.17］