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東京都三鷹市が、無年金外国人高齢者などに、福祉給付金支給

申請に訪れた高浩順さん(80、中央)と総聯西東京・東部支部の李委員長(左端)、梁民団武蔵野支部団長(右端)ら

 東京都三鷹市に在住する無年金の外国人高齢者、障害者に対し、年金法等改正までの間、救済措置として市から福祉給付金が支給される。

 総聯西東京・東部支部と民団西東京・武蔵野支部がはじめて共同で市に働きかけ実現した。東部支部の李在哲委員長(西東京本部副委員長兼)は昨年6月、民団武蔵野支部の梁海平団長と会い、9月の定例議会に無年金者への給付金支給を求める案を共同で提出。同議会で支給が決まった。

 その後、李委員長と梁団長、「東久留米市無年金の会」の篠原道夫代表が清原慶子市長と面談し、早い時期の実施を求めたのに対し、市長は、他市の動向も見ながら前向きに対処したいと述べた。そして、今年4月からの実施が決まった。

 さる8日、三鷹市在住の同胞高齢者10数人が市役所を訪れ、申請を行った。2週間から1カ月程度で審査を終え、対象となれば4月にさかのぼって給付金が支給される。月額1万円。

 梁海平団長は、「協力できることは協力し合おうということで、一緒に仕事が出来てよかった。こういうことで少しでも先輩たちの役に立てれば」と語る。

 李在哲委員長は、「市に対しありがたく思う。われわれが動いたことでこうした結果が出たことはうれしい。同胞たちも喜んでくれているのが何よりだ」と話した。(聖)

 三鷹市在日外国人高齢者・障害者等福祉給付金の概要

 支給額:月1万円(年間12万円)

 支給時期:9月、3月

 問い合わせ先:三鷹市健康福祉部高齢者支援室(TEL 0422・45・1151、内線2625)、対象者など詳細はホームページ(http://www.city.mitaka.tokyo.jp/)で。

[朝鮮新報 2004.10.19]