そこが知りたいQ&A−1日から8カ月運動が始まったが |
総連第20回全体大会決定貫徹のための8カ月運動が1日から始まった。今回の運動の目的、推進課題などについてQ&Aで見た。 Q 1日から始まった8カ月運動はどのような運動なのか。 A 正式名称は 総連第20回全体大会決定貫徹のための8カ月運動。来年5月25日の総連結成50周年を愛族愛国運動の飛躍的発展の契機として迎えようというもので、来年5月末までを運動期間に設定している。20全大会の決定が立派に実践されることを望む同胞の大きな期待に応えようとする 総連活動家たちの固い決意と意気込みが、運動の背景にある。その目的は、「20全大会が提起した愛族愛国事業の新たな段階への土台と活路を切り開く」(総連中央常任委員会が運動開始にあたって同胞に送ったアピール)ことにある。 Q 具体的にはどのような問題に力を入れるのか。 A 同胞たちの要求と志向を反映し、同胞の利益増進のために、@民族教育固守、発展と民族性発揚A同胞生活奉仕と福祉事業B地域密着の対外活動−の3つに重点をおく。 まず「在日朝鮮人運動の生命線」である民族教育を守り発展させることだ。ここではとくに、より多くの子女たちを朝鮮学校に受け入れ、学校を支援する運動をくりひろげること、さまざまな事情で民族教育を受けていない同胞生徒たちのために「民族学級」「土曜児童教室」などの準正規教育網を整えることが重要だ。 9月24日には 総連本部教育部長および教育担当活動家、朝高校長たちの会議が開かれた。ここでは、@民族教育事業をより強化発展させるA民族教育支援運動を全機関、全同胞挙げてくりひろげるB準正規教育網をより体系的に整える、という20全大会で示された3つの教育方針についてあらためて強調。8カ月運動期間の課題をテーマに、真摯な討議が行われた。27日(東)と29日(西)には教育会会長会議が開かれ、生徒数を増やすとともに教育助成金の増額と民族教育の権利擁護のための活動を全機関、全同胞挙げて展開することなどを訴えた。 Q 同胞生活奉仕と福祉事業の分野はどうか。 A まず前提として、長引く不況と拉致問題に端を発した民族的差別、同胞社会の高齢化などによって、同胞の生活が以前にも増して困難を極めている中で、同胞生活奉仕活動の重要さが増していることがある。そのために、地域に設けられた「同胞生活相談綜合センター」を通じて結婚や就職、各種生活問題や法的問題に至るまで、誠実に対応し解決していくことが重要だ。 とくに、介護事業所、デイハウスなどの高齢者福祉施設を支部、地域に設けること、同胞高齢者、障害者に対する年金差別是正のための運動を展開していくことが強く求められている。 そして、同胞の有利な生活環境を整えるために、対外活動を地域密着型で行うことになる。 Q 8カ月運動の開始を前に9月中旬に 総連支部委員長会議が開かれたそうだが。 A 今回の運動は地域同胞社会の拠点である支部を中心に展開される。先の会議は、20全大会決定を遂行するうえでの各支部における経験と教訓を学び、運動に臨む委員長らの姿勢と決意を固める重要な場となった。 現在、各支部では広範な同胞たちに呼びかけ、8カ月運動を力強く推し進めている。 [朝鮮新報 2004.10.7] |