「洋風」朝鮮料理を堪能−朝鮮式創作料理・サラン(大阪市生野区) |
大阪市生野区にある「サラン」は、2002年5月25日にオープンした朝鮮式創作料理店。 「サラン」は朝鮮語で愛を意味する。 「たくさんの人に愛されるお店にしたいと思って」と金尚美さん(36)はほほ笑む。夫の金一九さん(40)とともに店を支えている。 おすすめ&人気メニューは、ポテトと明太子のモッツァレラチーズ焼きマヨ風味(790円)。とろ〜っとしたチーズ、アツアツのポテト、明太子が口の中いっぱいに広がり、とても香ばしい。 こってりしすぎず、ごはんにもビールにも合う逸品だ。 ホルモンとしめじのぺペロンチーノ(840円)も同じく人気。オリーブ油で炒めたホルモンとパスタが絶妙にマッチし、歯ごたえもいい。ニンニク、とうがらしも効いているのだが、辛すぎず、いくらでも食べられそう。 ほかには野菜とプルコギとキムチの生春巻き(820円)、コリアン風どて焼き(790円)、自家製手打ち麺が自慢のサラン冷麺(800円)、あわびのおかゆ(1500円)などがある。 鉄板焼き(1人前1580円)、サンギョプサル(1人前1260円)などは、単品ではもちろん、チャプチェ、イカフェなど6種類の料理がそろったコースとしても楽しめる。 創作料理店とあって洋風にアレンジされたものが多いが、定番の朝鮮料理ももちろんそろっている。老若男女問わず人気なのも頷ける。 創作料理を手がけるスタッフは全員10〜20代半ばと若い。「みんな仲が良く、アットホームな雰囲気なんや」とリーダーの宋景秀さん(25)。ちなみにスタッフ募集中だ。 落ち着いた店内の1階はテーブル席とカウンター席。2階は個室と30〜40人収容可能な座敷。「子連れの若い母親たちが安心して食べられるように」(尚美さん)とチャイルドルームも設けられている。おもちゃ、絵本、ぬいぐるみなどが充実しており、店の人たちの気遣いと温かいぬくもりが感じられる。 「ここの味は飽きへん。今日来て食べても、また明日も食べたいと思うねん」というリピーターも少なくない。 その名のとおり、これからも多くの人が「サラン」するお店になること間違いない。(良) 大阪市生野区田島1丁目10―4 TEL&FAX 06・6758・5539 営業時間午前11時半〜午後2時、午後5時〜午前0時 定休日月曜。 [朝鮮新報 2004.9.29] |