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大谷朝鮮人強制連行犠牲者追悼式、追悼碑建立実現へ尽力

 大谷朝鮮人強制連行犠牲者追悼式(主催=日朝友好栃木県民の会、総聯栃木県本部)が18日、宇都宮市にある能満寺で行われ、栃木県下の同胞らと生徒、日本人士ら約35人が参加した。

 1部の追悼式では、主催者を代表して大出勝久・日朝友好栃木県民の会会長があいさつ。朝鮮半島情勢が変化するなか、日朝運動を活性化させ追悼碑建立実現に向け尽力したいと述べた。

 来ひんのあいさつとメッセージ紹介の後、総聯県本部の崔朝雄委員長が連帯のあいさつを行い、二度目の追悼式が行われたことはとても意義深く、来年朝鮮解放60周年を迎えるのに際し、新世代が1、2世同胞たちの思いを胸に追悼碑建立、過去の清算、国交正常化へ朝・日友好運動を発展させてほしいと訴えた。

 2部の現地踏査ラリーでは、飯塚跡地、地下壕入口など瓦作地域を踏査した。3部では交流会が催され、食事をしながら感想を話し合った。

 参加したある生徒は、「過去の歴史が闇に埋もれていて、多くの日本人が知らないのが悲しい」と語った。

 「日本人にもっと歴史の事実を知らしめる活動をしよう」「各地域での活動や秋のスポーツ交流などを開催し、来年の解放60周年に向け朝・日運動を盛り上げよう」と参加者らは話していた。【栃木支局】

[朝鮮新報 2004.9.29]