在日本朝鮮人人権協会の男女平等推進部会主催による第９回在日同胞女性学習会「心をつなぐ人道支援−フツーの主婦による日朝こころの交流−」が２５日、東京・上野の同胞法律・生活センターで開かれた。

　この日の講師は筒井由紀子KOREAこどもキャンペーン事務局長。９６年から困難な情況にいる朝鮮の子供たちを支援し、今年６月には爆発事故の起きた平安北道龍川に飛び、現地で緊急支援活動を行うなど、日本の市民の気持ちを現地に伝えてきた。

　筒井さんは緊急食糧支援や太陽光発電機支援、絵画の交流を通じた豊かな実体験について触れ、「これらの活動を通じて現地の人たち、在日の人たちと出会い、お互いを認め合い、率直な意見交換を重ねながら、信頼関係を築くことができた」と語った。さらに最も大切なことは、困難に直面しても、怯まず、しなやかに乗り越えることだと力説、約２０人の出席者から大きな拍手を浴びた。

［朝鮮新報 2004.9.27］