「金剛山歌劇団の李栄守さんの『人民俳優』称号授与を祝う足立同胞有志の集い」が、２４日夜、東京都足立区西新井のレストランJIVEで開かれ、約６０人が出席した。

　李栄守さんは、５４年、兵庫県に生まれ、神戸朝高を経て、７９年、同歌劇団に入団。情熱的な歌声で、在日同胞はもとより祖国の人々からも大衆的な人気を博してきた。２０００年には同歌劇団初の南朝鮮公演に出演、今年２月には在日同胞歌手として初めて平壌のリサイタルを成功させた。

　集いでは発起人を代表して呉斗栄・在日本朝鮮人足立商工会副理事長がお祝いのあいさつに立ち、「李さんが歌舞団時代も含めて歌手生活３０年の節目に人民俳優称号を授与されたことは、まことに喜ばしい限りである。同胞たちと苦楽を共にしながら、数々の苦労を乗り越えてきたことに敬意を表し、今後の精進を祈りたい」と述べ、イタリア製の高級背広１着を贈った。また、黄明・足立支部委員長からお祝いとして骨付きカルビ１５キロが贈られた。また、洪嶺月同歌劇団名誉団長もお祝いにかけつけた。

［朝鮮新報 2004.9.25］