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総連県本部代表ら、県庁訪れ埼玉初中への助成金増など要請

 尹東煥・総連埼玉県本部副委員長ら8人で構成された総連県本部要請団、金子彰・埼玉教組委員長、嶋田和彦高教組書記次長らの日朝友好埼玉県民会議要請団が8月20日、埼玉県庁を訪れ、埼玉朝鮮初中級学校に対する処遇改善を要請した。

 両要請団はまず、県知事宛の要望書をそれぞれ提出した。尹副委員長は、上田清司県知事が総連埼玉県本部第20回大会宛にメッセージを寄せたことに謝意を表し、埼玉初中に支給している助成金の増額、運動場にバックネットを設置するための助成金給付を求めた。

 金子委員長らは、朝鮮学校生徒にも平等な教育条件を保障すべきであり、朝鮮学校生徒らに対する暴行、暴言などをなくすためにも行政が教育条件保障に当然の役割を果たすべきだと述べた。

 応対した島村和男・県総務部長は、要請の趣旨はよく分かったとしながら、県の財政が困難な中で答えをすぐに出すのは難しいが、知事には正確に伝え、善処に向け努力すると語った。【総連埼玉県本部】

[朝鮮新報 2004.8.31]