７月１７日の集中豪雨で甚大な被害が出た福井県美山地域で２３日、北陸朝鮮初中級学校（福井市）の生徒たちがボランティアとして復旧作業を手伝った。生徒たちは３０度を超す猛暑の中、被災者たちに少しでも助けになるようにと、汗だくになりながら一生懸命作業を行った。

　初級部生徒と中級部女子生徒たちは被害が大きかった美山中学校の体育館掃除を、中級部男子生徒たちはボランティアセンター周辺の泥を運搬した。

　生徒たちは、ボランティア活動に参加して、困った人たちを助けることの大切さ、助けたいという思いを持つことの重要さを認識していた。「今回の活動を通して隣の友人が困っている時に自然に助けようという気持ちを持てるようになってくれたら」と語る教員もいた。【北陸初中】

［朝鮮新報 2004.8.5］