あいちムジゲ会の旅行、バーベキューなど楽しむ |
あいちムジゲ会の1泊2日旅行が3、4日にかけて南設楽郡鳳来町の愛知県民の森で行われた。 3回目を迎えた同イベントには、自閉症、小児麻痺の障害を持つ会員8家族と愛知朝高3年生ボランティア12人、豊橋青商会の6家族をはじめ70人が参加した。梅雨の最中だったが天気には恵まれ、参加者らは川遊びやキャンプファイヤー、バーベキュー大会を楽しんだ。 3日の夜には、ボランティアらが子どもたちを寝かしつけている間、大人たちはヨガの講師を務めている韓和子さんの指導のもと、30分間ヨガを楽しんだ。 韓さんは33歳になる自閉症の娘(大手食品工場の障害者枠で2年前から勤務)を育てる過程で、自分がほっとできる時間を作ろうと13年前からヨガを始めた。今回は「子育て真っ盛りのオモニたちの役に立てれば」と駆けつけた。 また、静岡から参加した社会福祉主事の李恵順さんに、支援費制度をどのように活用していけば良いかなど具体的な話を聞いた。
昨年12月20日から名駅同胞生活相談センター2階で行っている生活支援活動「ノリマダン」は6月末で48回に達した。 李さんは、「今年3月に朝高を卒業した3人のヘルパーを中心に10人のヘルパーがこの活動に関わっている。これから障害児自身の自立面でヘルパーの質の向上、家族とのコミュニケーションが要求されている」などの助言を行った。 ボランティアらも午後11時から反省会。李さんから「幸せをもらっていると実感できるか、幸せをお返しするにはどうしたらよいか」「『だめ』を言わないで過ごしてみる、共に楽しむ」を意識しながら介助してみたらどうかなどの具体的な指導を受けた。 4日に行われたバーベキュー大会は豊橋青商会が準備した。青商会会員らとあいちムジゲ会の家族たちは、焼きそばや焼肉をほおばりながら楽しい語らいのひと時を過ごした。 子どもたちは宝探しや川遊びを存分に楽しんだ。【NPO法人コリアンネットあいち事務局】 [朝鮮新報 2004.7.20] |