〈ブライダルヒント-8-〉 シネン(嫁入り)@ |
新婦が嫁ぎ先に正式に入る儀式。新婦は、新郎・新婦の両親、場合によっては仲人やごく親しい友人に伴われて嫁ぎ先に行く。最近では結婚式が終わった後、式場の一室で執り行うケースが増えている。シネンの行事は夫の両親と家族、親族へのあいさつが基本。民族の礼儀作法に従って、今日でもクンジョルをする。
シネンを行う時には、新婦の付き添いとして女性が2人付くことになっている。 あいさつは、上位から親せき、目上の兄弟の順に行う。お膳をはさみ、向かって左に舅、右に姑が座り、一方ずつにクンジョルをする(昔は4拝をしたが、今日では1回で済ませることが多くなっている)。兄弟とのあいさつはピョンジョル(座ったままで互いにお辞儀)で済ませる。 シネンに持ってきた品物は机(台)に並べる。 新婦は座ったままで、付き添いの人が品物を出し、クンジョルの準備。 まず、両親が座る。新婦はクンジョルの後、座り直し、付き添いの人が注いだお酒を両親に差し上げる。この際、新婦へのチョルカプとして祝儀袋に心づけを入れたり、記念品を渡す。(参考資料=「同胞ブライダルガイドブック」、同胞結婚相談中央センター企画、編集) [朝鮮新報 2004.7.7] |