姉妹座談会 |
総聯第20回全体大会で討論した女性同盟東京・北支部子女教育部長の文達玉さん。それに感銘を受けた朝大短期学部の女子学生の提案で、先日、同学部の学生と女性同盟北支部に所属する若いオモニたちとの座談会が実現した。 北支部には、20〜40代の若手オモニたちが定期的に集う2つのサークルがあり、子育ての悩みを相談し合ったり、先輩オモニたちから子育てのあれこれを教わったりしている。育児専門家を呼んで講習会を行ったり、子育てが忙しく出て来られないオモニたちを念頭に情報を交換し合う情報誌を発行したり。そんな地道な活動が功を奏し、今では90人近くを網羅するまでになった。討論ではそんな経験が披露された。 座談会の席に訪れたのは11人の女子学生たち。全員が短期学部2年生。実はこの学部、2年前にできたばかりで、彼女たちは1期生だ。「進路で悩んでいる。オモニたちから多くの話を聞き、進路を決めるのに参考にしたい」というのが目的だった。対するオモニたちは女性同盟委員長を含む10人。自らの経験を元に進路を決めるうえで何が大切かを説いていく。 オモニたちのパワーに圧倒されながらも、学生たちは真剣に聞き入っていた。最後に、学生たちから、「パワフルでポジティヴな生き方に感動した」「民族教育で得てきたことを生かして同胞社会に何らかの形で貢献したい」「やる気さえあれば夢は叶えられることを学んだ」などの感謝の言葉が述べられた。「ぜひもう一度会ってください」と異口同音に語っていたのが印象的だった。 朝大の女子学生たちにとって、20〜40代のオモニたちは「何でも話せるオンニ(お姉さん)」に映ったようだ。オモニにはちょっと話せなくても、オンニになら話せる事がある。まるで姉妹座談会のようだった。 こんな集いが増えればいいと率直に感じた。(姫) [朝鮮新報 2004.6.30] |