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総連中央国際局長が談話、「特定船舶入港禁止特措法案」の撤廃を

 徐忠彦総連中央国際局長は4日、同日の衆議院本会議で「特定船舶入港禁止特措法案」が成立したことと関連し談話を発表。先の朝・日首脳会談を契機に両国関係が新たな転機を迎えようとしている時期に、与党と最大野党が中心となって実質的な対朝鮮「制裁措置」法案を成立させたことはまことに遺憾であると指摘した。また、今回の動きは、由々しき事態と言わざるをえないと非難した。さらに、「法案」は在日朝鮮同胞や学生の祖国への往来を支えてきた「万景峰92」号の入港阻止を主に狙った反人道的な法案だと非難した。

 談話は、法案の成立を主導した与野党に対し、「『制裁』や『圧力』からはなんら肯定的な結果は生まれない。『法案』が新しい時代の流れに逆行し人道にも反することを認識し、すみやかに撤廃することを強く求める」と強調した。

[朝鮮新報 2004.6.5]