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〈総連第20回全体大会〉 自民、民主、社民が祝賀メッセージ

 総連第20回全体大会(5月28〜29、東京都北区の東京朝鮮文化会館)では、小泉純一郎・自由民主党総裁から寄せられた祝賀メッセージを、同党筆頭副幹事長の甘利明衆議院議員が紹介した。

 また、民主党・藤井裕久幹事長のメッセージを同党国際局長の藤田幸久衆議院議員が紹介した。

 メッセージは、大会の開催を祝し、来年に朝鮮総連結成50周年を迎えることを喜ぶと指摘した。

各党の祝賀メッセージを聞き入る大会参加者ら

 また、日朝首脳会談後にも日朝間には拉致、核、ミサイル問題をはじめ、解決すべき多くの懸案事項が残されており、両国がそれをいかに克服するかが問われているとしながら、「私たちは、これらの問題を乗り越えて、東アジアが平和と安定の時代を迎えることを心から願っております」「朝鮮総連が、この地域の平和と安定の実現に向けてご尽力されるとともに、日朝両国間の友好親善に多大な役割を果たされることをお祈り申し上げます」と指摘した。大会ではまた、社会民主党常任幹事会から寄せられたメッセージが紹介された。

 メッセージは、大会の開催を祝い、総連が日朝両国民の友好親善をめざして活動し、自らの権利擁護と生活向上に取り組んでいることに深い敬意を表すると述べた。

 また、第19回全体大会からの3年間は、日朝平壌宣言が発表されたにもかかわらず困難な状況にあったが、日朝国交正常化交渉が進展することを強く願っていると指摘した。

 また、北京で行われている6者会談が成果をあげていけば、北東アジア地域の緊張は大幅に緩和されるとしながら、「そのことにより良好な日朝関係が作られ皆様方の活動条件が大きく改善されていくものと期待するとともに、わが党もそのために努力してまいります」と強調した。

 さらに、「特定船舶入港禁止法案」については、同法案は日朝平壌宣言に逆行して緊張を激化させることにつながるものだと深く憂慮し、社民党は反対の意思を明確にしていると指摘した。

[朝鮮新報 2004.6.1]