総連中央徐萬述議長が総連第20回全体大会報告 |
代議員のみなさん! 総連第20回全体大会は、激動する内外情勢の中で在日朝鮮人運動を新たな段階へと引き上げるためのとても重大な使命を持って行われている。 私は、在日朝鮮人運動で画期的な意義を持つ本大会に参加した代議員のみなさんを熱裂に歓迎する。 また、各地の総連活動家と同胞、そして大会を祝い連帯の意を示してくれた祖国人民と海外僑胞をはじめとする内外の団体と人士たちに熱いあいさつを送る。 本大会の任務は、在日朝鮮人運動の歴史的経験と第19回全体大会以後に収めた成果と教訓に基づき、変化した環境と新しい世代をはじめとする同胞たちの要求と志向に合わせて、愛族愛国運動の新たな発展のための活動方針と今後3年間の目標と対策を討議、決定することにある。 本大会は、金正日総書記の指導に従い活動家と同胞たちが力と志を合わせ、今日の困難を乗り越え、総連組織と同胞社会を守り、愛族愛国の在日朝鮮人運動を発展させるうえで転換的契機を開くことになる。 1.19全大会後の総括と新しい発展段階への運動方向 1)総連の19期事業で得た成果と経験について @総連は去る3年間、激変する情勢の中で愛族愛国運動を行ってきた。 われわれは、第19回全体大会で新世紀の在日朝鮮人運動の進路と新しいスタイルの同胞社会建設方針を提起し、中央委員会第19期第2回会議で民族教育文化事業と同胞生活奉仕活動を2つの大きな中心の柱としてより以上に明確にし、総連事業を深化させてきた。 しかし、2002年9月以後、日本の右翼勢力と反動的な言論が拉致問題を言いがかりにして反朝鮮、反総連、反朝鮮人策動を狂乱的に繰り広げ、愛族愛国運動の前には総連結成以来のか酷な事態が起きた。 こうした状況の中で、総連が当初急変する情勢に主動的に対処できなかったことによって、結果的に同胞たちの不安と苦痛を拭えず、同胞たちから総連組織に多くの意見が提起された。 総連は、活動家たちと同胞たちの間に現われた精神的な動揺と混乱を克服して、総連組織を固守するためにひたすら総書記と祖国を固く信じ、変わらぬ信念と不退転の覚悟で険しい事態に立ち向かった。 こうして、活動家たちは前例のない厳しい闘いを経て同胞たちと心と志を合わせ、中央委員会第19期第3回会議拡大会議を契機に組織的態勢を整え第20回全体大会を目指した全組織的な7カ月運動を展開した。 A総連は総括期間、愛族愛国事業で貴重な成果を成し遂げた。 内外反動たちの反朝鮮、反総連策動により、同胞社会と総連の前には非常に険しい環境が作り出されたが、同胞たちと活動家たちは不屈の信念で総連組織を守り通し、民族的愛国運動を前進させる新しい闘いの業績を積み上げた。 何よりも、民族教育文化事業と同胞生活奉仕活動でこれまでになかった前進を遂げた。 この期間、民族教育の全般的水準を高めるために2003学年度から84科目の教育を新たな教科書で行い、今後改編する34科目の教科書編纂も推進している。 学父母と同胞たちは経済環境が厳しい中でも、東京朝鮮中高級学校は9千万円の予算で、大阪朝鮮高級学校は1億8000万円で学校施設を改築、補修をしたのをはじめ、各地の学校をさらに立派にした。 特に九州朝鮮中高級学校と北九州朝鮮初級学校は、新しい世代をはじめとする同胞たちの熱意を積極的に発動して対内外事業を力強く展開し、建坪が約3000坪の新校舎と体育館、寄宿舎を現代的かつ立派に建設した。 この期間、各地で文芸体育サークルと文化教室が盛んに運営され、昨年は2002年9月以前に比べても文化芸術行事に1.3倍の15万9800余人が、体育行事には1.8倍の10万8300余人の同胞たちが網羅され同胞社会を盛り上げた。 金剛山歌劇団は、困難な環境の中でも地域の同胞たちと力を合わせて公演事業を意欲的に行って同胞たちに勇気を与え、地方歌舞団も同胞たちの中に積極的に入り、総連の愛族愛国運動を知らしめて同胞社会で民族性を守るのに大きく寄与した。 総括期間、本部と支部に170の同胞生活相談綜合センターが築かれ、法律生活相談センターとNPO認可を取得した7つの単位をはじめとする13カ所の各種高齢者奉仕施設など同胞奉仕網が築かれ、100カ所で生活情報誌を発行している。 また、同胞障害者に対する支援事業を積極的に行い、彼らの祖国訪問事業を組織し、同胞障害者たちの音楽サークルの公演を各地で行った。 この期間、商工会は「新世紀商工会創造運動」を力強く行い、業種別の集いと各種経営セミナーを445回組織、9万件を超える税務問題を公正に解決し、日本の制度融資も積極的に斡旋して同胞商工人たちの企業経営を助けた。 次に、新しい世代の団体と女性同盟も貴重な成果を成し遂げた。 朝青は、情勢が最も厳しかった昨年だけでも、前年に比べて1.6倍になる延べ8万人を朝青の交流網に網羅した。 青商会は、朝鮮学校を助ける運動と民族教育権を拡大する闘いを先頭に立って行い、毎年「民族フォーラム」を成果裏に開き、新しい世代のネットワークを拡大した。 また、留学同も学術セミナーと文化体育事業を特色を生かして組織し活動範囲を広げた。 この期間、総連は各級機関に女性部署を新たに設け、女性の役割を高めるようにした。 若い女性たちが民族教育事業と同胞生活奉仕活動に積極的に参加するようになり、第6回オモニ大会を新しい方法と形式で成功させ、大会で選出された女性同盟のオモニ代表団がジュネーブにある国連本部を訪ね総連事業に対する国際的な支持を訴える新しい経験もした。 20全大会を迎えるための7カ月運動期間には、東京をはじめとする各地域で学校を助ける運動を学区制を中心に行う経験を積んだし、兵庫では民族文化体育運動を中心に民族性を守る事業で新しい成果を生んでいった。 同胞生活奉仕活動の拠点を整然と築き、この事業を新しい段階に引き上げている大阪の経験と、新しい世代との事業を全組織的に展開している福岡の経験もたいへん貴重である。 われわれはまた、総連組織を固守して同胞たちの民族的権利を守るための対外活動を積極的に行い、祖国の統一と富強繁栄に貢献する事業を力強く行った。 総括期間に成し遂げた前進は、同胞たちが言葉では言い尽くせない苦労の中で身悶えしながら、不屈の意志で信念を固く抱き勝ち取った限りなく尊い成果である。 内外反動たちが結託して反朝鮮、反総連策動をあれほどまで悪辣に敢行した、総連結成以来これまでなかった厳しい状況の中でも、総連が難関を乗り越えて組織と同胞社会を固守できたのは、誰が何を言おうとも愛族愛国運動で守るべき原則を少しも譲歩することなく固く守り、同胞たちの熱い愛族愛国の心に依拠したからだ。 私は、民族的尊厳を守り、総連組織と同胞社会を守るために燃えるような情熱と犠牲精神を発揮して、昼夜を問わず活動した同胞たちと活動家たちに本大会の名で心からの熱い感謝を送る。 B祖国光復後60年、総連結成後50年になる過程で同胞社会には多くの変化が起きた。 同胞たちの間で世代交代が完全に進み、今では3、4世たちが在日同胞全体の過半数を超えるようになった。 そして、在日同胞の数が減少し、その中でも特別永住者が2002年には48万5000余人になった。 日本国籍取得者と「国際結婚」が増え、同胞社会が多層的で複雑な様相を帯びるようになって、われわれの前には従来にはなかった深刻な問題が提起された。 総連は、情勢の変化と新しい環境に対処して様々な対策を立て、難局を打開するための努力をしてきたが、組織と同胞社会の前には依然として困難が立ちはだかっている。 同胞数が激減する中で、朝鮮学校への就学率は引き続き20%の水準を維持しているものの、生徒数自体は減少し、総連の会員数と出版物の読者も減少している。 また、景気回復の兆候が見えはじめたとはいえ、同胞企業は経営難から脱け出せず、一部民族金融機関破綻の影響は同胞商工人たちの経営活動を圧迫している。 このような状況を前にして振り返らざるをえないのは、同胞社会の実態と同胞たちの置かれた実情が変わったにも関わらず、それに応じた総連の体貌と事業方法を大きく変えることができていないことだ。 また、同胞社会で世代交代が完全に進み、愛族愛国運動の代を引き継ぐ問題がこれ以上遅らせることのできない課題となっているのに、新しい世代を継承者として準備させ押し立てる事業で明確な前進と事業経験を得ることができなかったことだ。 われわれは、このような現実を直視して総連事業を今日の状況と同胞たちの志向と要求に合わせ決定的に転換していく。 2)愛族愛国運動の新しい段階を開いていくことについて @今日、われわれを取り巻く内外情勢には大きな変化が起きている。 総書記の指導で世紀を継いだ朝米対決戦は、総決算のための重大な局面に入っており、朝鮮は先軍時代の雄大な強盛大国建設で新しい発展段階に入った。 北南関係も、6.15共同宣言に従って「わが民族同士」、民族共助の方向へ転換されていき、祖国統一運動が新しい段階で力強く進められている。 日本の右翼反動たちの策動で去る1年8カ月の間、朝・日関係では非常に深刻な状況が作り出された。 しかし、総書記の卓越した指導と大勇断によって、去る22日に行われた朝・日首脳会談は、平壌宣言履行と両国間の信頼を回復し、アジアと世界の平和と安定をはかるうえで重要な意義を持つ歴史的な出来事となった。 小泉総理は、今まで朝鮮との関係で良くないことがあったことに対して遺憾の意を示し、朝・日平壌宣言を重視しそれを誠実に履行する過程を通じて敵対関係を協力関係に作り上げ、両国間の関係を正常化していく意志を明らかにした。 また、これから日本は反朝鮮「制裁法」発動を中止し、在日朝鮮人たちを差別せず友好的に接していくと確言した。 これは、朝・日両国関係を取り巻く環境の転換を意味する。 今日の情勢推移は、総書記の指導に従って祖国を信じ、愛族愛国の道を屈せず進むとき、横たわっていた難関が克服されて在日同胞たちの明るい未来が開かれることを示している。 また、われわれの前に祖国光復と総連結成以来の在日朝鮮人運動の歴史的課題が実現されつつある、新しい時代と段階が近づいてきていることを表している。 こうした展望を前に、愛族愛国事業の新しい段階を主動的に切り開いて行くところに、今日総連が担った歴史的使命がある。 A新たな段階を開いていくうえでの重要な担保は、在日朝鮮人運動の業績と伝統を守り継いでいくことだ。 チュチェ思想を指導的指針として結成された総連は、去る半世紀の間、金日成主席と金正日総書記の指導と熱い肉親的な配慮の中で、世人が愛族愛国の先覚者、愛国忠情の模範、世界海外僑胞運動の手本と称える輝かしい業績を積み上げてきた。 わが領袖、わが民族、わが祖国に対する忠性と団結の伝統、そして同胞が暮らす至る所に築き上げた組織網と整然とした民族教育体系、民族性と権利を擁護し、対外活動を力強く展開し、国の統一と祖国の富強発展に貢献してきた大きな功績と豊かな事業経験、このすべてが主席と総書記の指導に従って総連と在日同胞たちが成し遂げた貴重な成果であり、民族的愛国運動の正当性の結実である。 歴史的事実が確証しているように、愛族愛国は日本の地でも民族性を守り、朝鮮の海外僑胞としての尊厳を守って行こうとする在日同胞の志向である。 主体性と民族性は、守れば尊厳を持って生きることにつながり、失えば他人に振りまわされる、わが同胞社会の存亡に関わる根本問題だ。 総連は、これからも愛族愛国の旗をより高く掲げ、主体性と民族性を堅持することを変わらぬ真理としてあらゆる事業を繰り広げていく。 B総連事業を新しい世代を主役とした愛族愛国運動に転換する。 総連における新しい世代問題は、愛族愛国運動歴史の伝統と業績の固守と継承に関する問題である。 3世、4世たちは、国の統一と祖国の隆盛繁栄が実現する新しい時代に生きる世代であり、新しい段階の在日朝鮮人運動の主力である。 われわれは、本大会を契機に新しい世代の活動家たちを積極的に押し立てて、彼らが総連の主要分野で責任ある役割を果たせるようにする。 また、朝青と留学同をはじめとする若い活動家たちと同胞青年たちが、愛族愛国事業の頼もしい後継者としてさらに立派に準備できるようにする。 特にこれから3年間を、新しい世代があらゆる事業分野で責任と役割を高めていく期間と定め、新しい世代との事業を推進する体制を立てるなど組織的対策を講じていく。 C総連事業を幅広い同胞運動へと確固と転換していく。 同胞の構成に変化が起きた現在の実態は、日本の地で同胞社会とわが民族を守って行くために総連事業を各界各層の同胞たちを対象とした幅広い運動に転換することを切実に要求している。 総連は、民団、未組織の同胞と日本国籍を持った同胞たちとも血と社会歴史的境遇が同じ同胞として団結し、新しい姿の同胞社会を共に作っていくうえで先導的役割を果たしていく。 そうして、総連の主導下に各界各層の老若男女同胞たちが民族性と同胞愛で団結し、互いに助け合う美風あふれる睦まじい同胞社会を築いていく。 また、総連の財富と力量を総動員して同胞たちが民族の心と精神文化を持ち、経済的に安定し子どもたちの将来の希望を叶えられる豊かな同胞社会を作り上げていく。 特に知識人をはじめとする実力ある民族人材をよりたくさん育て、民族的権利を誇り持って行使し、国際的にも活動領域をもっと広げていく力強い同胞社会を建設していく。 そうして、同胞たちが固く団結し民族的権益を堂々と守り、民族の一員として祖国の統一と富強繁栄にも誇らしく寄与していく。 2.同胞社会建設のための今後3年間の主力事業 総連は、在日朝鮮人運動の新しい発展段階を展望して第21回全体大会までの3年間に同胞社会建設で次のような課題を遂行していく。 1)ウリハッキョ教育を強化し民族教育を固守発展させることについて 民族教育事業は、在日朝鮮人運動の生命線であり愛族愛国活動の中心課題だ。 半世紀にわたる民族教育の伝統と業績を見ても、唯一総連だけが在日同胞子女のための自主的な民族教育を実施しているという現実を見ても、われわれの民族教育を守り発展させるのは、新しい世代を含めた幅広い同胞たちの切実な要求であり、総連が担った重大な任務である。 @総連は、民族教育事業を新しい時代の要求と同胞たちの志向に合わせ、より強化発展させていく。 われわれは、日本で生まれ育った同胞子女らに民族自主意識と民族的素養、正しい歴史認識と現代的な科学知識を与え、真の人間性と健康な肉体を育てる教育方向をしっかり踏まえ、民族教育をさらに発展させていく。 そうして、新世紀の要求に合った同胞社会建設と民族の復興発展に貢献し、日本と国際社会でも活躍できる高い資質を持った人材をより多く育てる。 なによりも各級学校では、これから3年間教員たちの教育学的水準を決定的に高めるのに力を注ぐ。 そのために、朝鮮大学校での教員養成事業を改善強化し、現職教員たちの再教育事業を制度化する。 われわれはまた、民族教育の現状に対する科学的分析に基づき教育学的実効性を高め、人材養成の要求に積極的に対応する方向で、朝鮮学校の教育網再編成のための研究と準備事業を推進していく。 次に、各地の朝鮮学校では、初級部低学年時から生徒たちに流暢な朝鮮語と民族的なリズム(チャンダン)、民族舞踊と民謡をはじめとする民族的素養を備える教育教養を課程案化して行う。 そして、初中級学校とともに高級学校教育に格別な力を注ぎ、朝高教育の優越性を発揚させる対策を立てていく。 特に唯一の海外同胞大学であり、愛族愛国人材を養成する朝鮮大学校を決定的に強化発展させる。 これと同時に、幼稚班を拡大して保育対策を強化し学校前教育をより拡充していく。 A民族教育を全機関的、全同胞的に助ける事業を力強く行っていく。 なによりも、学父母と広範な同胞たちに呼びかけて「一口1000円運動」などをはじめとする支援運動と、教育助成金増額のための運動を大衆的により力強く行っていく。 そして、「学校法人朝鮮学院」理事会と各級学校の教育会をしっかりと築き、その役割を一層高めることによって学校運営を責任を持って保障するようにする。 われわれは、学区制を基本にして管下の組職と同胞たちが一丸となって朝鮮学校により多くの生徒を受け入れ、学校を助ける運動を積極的に行っていく新しい経験を創造して一般化していく。 総連中央は、あらゆる教育力量と同胞社会の力を動員して、教育行政事業と学校運営事業、学校を助ける運動を総合的に行っていく事業態勢を立てる。 B民族教育の準正規教育体系を築く。 われわれは、少なくない同胞子女たちが日本の学校で「同化教育」を受けている実情で、すでに実施している民族学級、午後夜間学校、土曜児童教室のような準正規教育網を同胞が暮らす至る所に、より体系的に築くことをこの期間の中心課題の一つとする。 そのために、準正規教育のための課程案と教材を作り、教員の養成と配置、統一的な指導を保障し、日本の学校に通う子女たちが準正規教育体系で学ぶようにする組織宣伝事業を全機関的に強く推し進める。 2)民族性を守る事業の幅を広範な同胞を対象に拡大することについて 今日、在日同胞社会で起きている変化は、民族性を固守し発揚させていく事業を総連が主動して同胞社会的な運動としてさらに強力に展開していくことを要求している。 @新しい世代をはじめとする広範な同胞たちが、民族自主精神と民族的素養を持つようにするための事業を積極的に行う。 総連は、わが民族の徴表である朝鮮語をよく学び日常的に使う運動を全機関的、全大衆的に力強く推し進め、新しい世代の同胞たちにわが民族の優秀性と伝統を知らせる事業を対象の特性に合わせていろいろな形式と方法で進めていく。 特にすべての組織において母国語習得のための場を多様に設けると同時に、すべての総連活動家たちと学生たちが機関と学校はむろん、家庭でも率先して朝鮮語を日頃から使う気風を立てて行くようにする。 われわれは、青少年学生たちの間で在日同胞の過去を忘れないための教養事業に大きな力を入れて、新しい世代団体と学校などにおいて1世同胞たちの証言を聞く集いと現地探訪、写真展示会と講座、研究会などを系統的に組織、進めていく。 総連は、同胞社会で民族の血を守るために10年の事業実績を持つ同胞結婚相談所の役割をさらに高め、出会いの場とお見合いを積極的に組織して、全組織が民族結婚をより多く成就させる運動に立ち上がる。 そして、結婚式をはじめ同胞たちが集まる場に同胞女性たちが民族衣裳を着飾って参加することによって民族的香りが漂うようにしていく。 A民族文芸体育事業を幅広い同胞運動として展開していく。 総連は、民族文化を幅広く普及する拠点として県単位では専門的で水準の高い民族文化センターを、支部には民族文化教室を多く開設して、広範な同胞たちの要求と趣味に合った多様な講座、教室を運営していく。 われわれは、文芸体育サークルをさらに活発に運営し「わが歌、わがリズム(チャンダン)、わが舞踊を学ぶ運動」を大衆的に行い、民俗名節遊び、同胞のど自慢大会をはじめとする各種芸術発表会、体育競技を頻繁に組織して、同胞社会がいつも民族性にあふれるようにしていく。 そして、朝鮮学校を同胞たちの民族文化活動の場としてもっと活用していく。 総連は、新しい世代を含む広範な同胞たちが集い農楽舞競演と民謡競演、民族料理と民俗遊びを楽しむ「在日同胞民族祝典」を地域別に年例化していく。 3)同胞生活奉仕、経済生活支援を新環境に合わせ展開していくことについて 総連は、同胞社会を取り巻く政治経済的環境と同胞たちが被っている差別と生活苦、そして高齢社会を迎えている状況の中で同胞たちに対する奉仕事業、経済生活支援活動をさらに強化させていく。 @支部を拠点に同胞たちに対する奉仕活動をさらに制度化、体系化していく。 われわれは何より、同胞生活相談綜合センターを中心に、生活上のいろいろな問題を解決していく事業をより制度化していく。 総連の活動家たちは、同胞たちの中に深く入り生活相談案件をもっとたくさん受け、分会相談員たちと有資格者たちを積極的に発動して、結婚、就職などの生活問題と諸般法律問題の解決において同胞たちが実利を得られるようにする。 また、生活情報誌を地域の過半数の同胞家庭に配り、同胞社会の絆をいっそう強めていく。 次に、高齢社会に対処した福祉活動を新しい段階に発展させていく。 2007年までに、同胞高齢者のための一定規模を持った福祉保健施設を日本の東西地域に設立して、支部を拠点に介護保険制度を適用した通所介護事業所と訪問介護センター、市区町村の条例に沿った奉仕活動の場を現在の3倍に拡大する。 総連は、在日同胞福祉連絡会の活動を組織的に後押しし、同胞障害者たちの作業所創設など彼らの民族的なつながりを深め実利をはかる場をもっと作っていく。 活動家たちは、同胞たちが提起する生活上の問題と要求を解決することのできる能力と資格を持つために努力しなければならない。 また、朝高と朝大をはじめとする民族教育の場と地域で、福祉専門家を養成する体系を立てていく。 A経営支援体系を立て、同胞商工人たちの企業活動を積極的に助ける。 日本の経済不況の長期化と企業間の過当競争、そして日本当局の政治経済的差別と税金徴収の強化により、同胞商工人たちの企業運営は前例ない困難に直面し、企業の縮小や倒産、廃業という胸の痛む現象が増えている。 諸般の情勢と経営環境は、総連と傘下の経済団体が同胞商工人たちの財産と企業を守り、企業経営の活路を開いて行くために組織的な支援体系をもっとよく立て、科学的な戦略と方策を持って事業を行っていくことを切実に提起している。 何よりもわれわれは、同胞商工人たちが経験しているこんにちの経営上の難局に打ち勝ち、同時にこれから到来する新しい環境を展望し、企業ネットワークを基本にした同胞経済網を形成し、強化するための事業を体系化していく。 そのために、経済機関と専門家たちで「同胞経済協議会」などを組織し、新しい経済環境に対する研究分析と経営資源の開発、経営人材養成のための対策を立てて同胞企業の活路を開拓するために、より大きな役割を果すようにしていく。 次に、県と地域の商工会は同胞商工人たちの企業権をしっかり守り、企業経営を助け実利をはかる経済団体としての役割をさらに大きく担い、同胞商工人たちは商工会に固く団結して愛国的商工人、進歩的商工人としての栄誉を轟かせるだろう。 また、われわれは同胞商工人たちの経営活動を祖国と海外に拡大していく。 総連の経済団体と同胞商工人たちは、朝・日国交正常化を展望しながら、祖国との合弁と貿易取り引きを促進するための事業を力強く展開し、北南経済交流協力事業に参加する道を積極的に開拓し、中国東北地方をはじめとする海外の同胞企業との連携を深めていく。 こんにち、資金調逹の難しさが同胞企業の経営を圧迫している現実の中で、われわれの民族金融機関を守り、発展させることは全同胞的な切実な要求である。 われわれは、経営基盤をより安定強化するため民族金融機関が展開している預金拡大運動などを大衆的に積極的に支援していく。 金剛保険は、保険業界を取り巻く環境の変化に主動的に対処し、同胞たちの保険的権益を守るために努力するだろう。 4)民族的権利を擁護拡大し同胞の地位を向上させることについて 総連は、在日同胞が諸般の民族的権利を堂々と享受し、国際法に公認された合法的権利を完全に行使するための権利擁護運動をより強力に展開していく。 @総連は、同胞たちの民族的権利を拡大するために積極的に活動していく。 今後、朝・日国交正常化とともに改善される在日朝鮮人の地位は、「韓日条約」の時とは根本的に違う。 われわれは、法的地位だけではなく在日同胞の特殊な歴史的経緯による補償と自主独立国家の海外公民としての当然の権利を盛り込んだ政治、経済、文化、そして社会生活の全般分野にわたった地位と待遇が保障されなければならない。 総連は、朝・日国交正常化のための政府間会談の行方を注視しながら、在日同胞が保障されなければならない地位と待遇を獲得するために、主動的に活動していく。 これとともに、朝鮮人強制連行と「従軍慰安婦」問題の真相調査活動を引き続き力強く展開し、日本当局と個別企業体が同胞犠牲者とその遺族たちに対して謝罪と補償をするよう要求していく。 A総連は、在日同胞の権利を剥奪しようとする反動の策動に反対し闘っていく。 内外反動たちが、去る2002年9月以後に米国の指示下朝鮮と総連に反対する大々的な政治騷乱を引き起こす中、日本当局は総連中央の前財政局長を拘束する暴挙を敢行し、総連の固定資産に不法な課税を加え、在日同胞たちの祖国往来のための人道主義的船である「万景峰92」号の運航まで阻もうとし、朝鮮に対するいわゆる「経済制裁」を法制化する到底容認できない策動を繰り広げている。 われわれは、朝・日首脳会談で小泉総理が確言したとおり日本が朝鮮に対する「制裁法」を発動せず、在日同胞に対する差別を無くし、不当に規制する措置をいち早く撤回することを要求する。 われわれは、当面、総連が運営する朝鮮学校と無年金状態にいる同胞高齢者、障害者たちに対する当局の法的、制度的差別を無くすための活動を全同胞的に力強く繰り広げていく。 また、同胞商工人たちの企業活動に加えられる経営上の許認可権の恣意的適用と不当な干渉、規制、そして融資をはじめとする社会的差別と圧力を是正させるための闘いを強化する。 3.国際的連帯性の強化と祖国の統一と隆盛繁栄に寄与するための課題 対外活動を強化し、祖国の統一と強盛大国建設に貢献する事業を力強く繰り広げることは、現情勢と同胞社会を取り巻く環境を主動的に切り開いていくうえにおいても、新しい世代が1世たちの願いを胸に深く刻み愛族愛国の精神と伝統を引き継いでいくうえでも提起される重要な課題である。 1)新しい環境に合わせて対外活動を強化することについて 総連は、朝・日関係の転換された状況に主動的に対処することで、近年作り出された対外的環境の隘路と難関を乗り越え、朝・日親善と国際的連帯性の強化で新しい局面を開いていく。 @総連は、朝・日国交正常化を実現するための対外活動を全同胞的に力強く推し進めていく。 総連は、今回行われた朝・日首脳会談と朝・日平壌宣言の正当性と歴史的意義について広範な日本人に広く知らせ、その履行を促す社会的世論を高めていく。 そして日本の政党、労組、社会団体、各界人士と連携し、日本当局が過去を清算し、国交正常化に一日も早く乗り出すようにするための運動が各界各層の日本人の中で活発に繰り広げられるようにする。 それとともに、総連は祖国の外交代表部格としての役割をより高め、朝鮮の対内外政策を積極的に宣伝し国際交流の幅を広げていく。 A総連は、同胞たちにより有利な環境を作り出すための対外活動を強化する。 各地域、各単位に作られた日朝友好議員連盟、日朝友好県民会議をはじめとする階層別の朝・日親善団体などと地方自治体、経済団体、市民団体との相互信頼と日常的な連携をいっそう深め、日本人民たちの間にわれわれの真の支持者、同調者を増やしていく。 また、総連の各種施設を積極的に公開活用し、文化体育、生活福祉などさまざまな分野で生活と密着した地域単位の朝・日親善交流事業を全機関的、全同胞的に繰り広げていく。 2)国の統一のための事業を力強く展開することについて 総連は、歴史的な6.15北南共同宣言に沿って、わが民族第一主義の旗を高く掲げ、民族共助で朝鮮民族対米国の対決構図を実践で解決し、統一の決定的局面を開くための挙族的な闘争を力強く展開していく。 @総連は、全民族的統一運動に積極的に合流していく。 われわれは何より、祖国統一3大憲章と朝鮮政府の統一政策の正当性を知らせるための宣伝事業を力強く繰り広げる。 そして、激動的な統一情勢の要求に沿って北と南、海外同胞たちの統一会合に総連の各階層の代表を送り、民族共助と統一運動に合流していく。 われわれは、米国とその追従勢力の戦争策動に反対し、統一の障害である「国家保安法」の撤廃と民族統一のため闘う南朝鮮人民たちを支援し、各階層の人士たちとの連帯を成し遂げていく。 また、海外同胞団体や人士たちとの連帯と連合を強化していく。 A民団同胞をはじめとする広範な同胞たちとの民族的団結を成し遂げていく。 民族団結のための民族共通の原則は、わが民族第一主義と民族共助、6.15共同宣言の固守履行である。 われわれは、この原則に従って民団と韓統連、そして青年と女性たち、企業家と宗教人をはじめとする各階層の人士たちと民族的な団結を成し遂げていく。 そして、祖国光復60周年をはじめとするさまざまな機会に、地域単位で各階層同胞が共同で「民族性を守る集い」や「民族統一討論会」など民族的尊厳を守り、統一を目指す場を組織していく。 3)祖国の富強繁栄に特色ある寄与をすることについて わが国、わが祖国の隆盛発展のために尽くしてきたことは、在日同胞たちの貴重な愛国伝統であり、代を継いで受け継いでいかなければならない栄誉ある事業だ。 @われわれは、熱い愛国心を胸にチュチェの祖国を擁護していく。 祖国人民たちが総書記の周りに固く団結し、反米対決戦を総決算し民族の尊厳と自主権、朝鮮半島の平和を守るための世紀的な闘いを展開している今、祖国をしっかりと擁護することは在日同胞が担ったもっとも崇高な義務である。 今回も龍川駅爆発事故で被害に遭った祖国の人民たちに対する支援活動に、多くの同胞と活動家たちが熱い血肉の情を抱いて自ら進んで立ち上がった。 私はこの場を借りて、「龍川被害同胞 総連救援募金運動」に積極的に呼応し、1億円を超える莫大な支援金と多くの救援物資を送ってくれた全同胞と活動家たちに心から感謝の意を表する。 総連は、これからもあらゆる同胞たちが祖国を熱烈に愛し擁護するようにし、新しい世代をはじめとする多くの同胞たちの祖国訪問事業を組織することによって、祖国との血縁的連携をさらに厚くしていく。 A祖国の隆盛発展のための経済建設に、特色ある貢献をしていく。 総連は、今まで成し遂げた経験や成果をさらにうまく活かし、じゃがいも農業と種子改良を含めた祖国の農業発展に寄与し、総連愛国林造成事業に積極的に立ち上がることで、祖国の地を樹林化、原林化する事業に貢献していく。 同胞科学者、医療関係者と技術者たちは、祖国の科学技術発展と人民生活向上のための共同研究と技術交流を、より活発に広げていく。 4.総連を愛族愛国の真の民族団体、同胞組織に強化するための課題 「在日朝鮮人運動の前途は、現情勢の中で総連をどのように強化するのかにかかっており、総連をより有力な海外僑胞組職としてさらにしっかりと固めていくそこに、在日朝鮮人運動を新しい高い段階へ発展させることができる確固たる担保があります」 1)変化した環境と同胞の志向に合わせ活動方法と体貌を改善することについて 同胞たちは、総連が在日同胞の真の愛族愛国の民族団体、同胞組織として時代と歴史の前に担った重大な使命を果たすために同胞の中に存在し、同胞たちの力に依拠して進む、より有力な組織として強化発展することを願っている。 @総連は活動方法を改善強化していく。 われわれはまず第一に、同胞の意思と利益をより積極的に代弁し、実現する方法で総連活動を改善強化していく。 総連は支部と分会、団体を通じて、同胞の要求と志向が総連の方針樹立に反映されるようにする体系と、総連中央が定期的に支部と分会を訪れて同胞たちの意見を聞く制度を立てる。 また、20全大会を控えて「民族教育協議会」と「新世代問題協議会」が行った活動経験を活かして、総連事業の分野別に各種協議会を組織し、建議案を総連活動に活かしていく方法を引き続き取り入れていく。 次に、活動方法と形式を新しい世代の要求と志向に合わせて転換する。 総連中央をはじめとする各級組織と団体は、新しい世代を大衆運動と事業企画の主人として押し立て、彼らの意向を総連事業に取り入れ、彼らの創発性を積極的に発揚していく。 3つ目に、あらゆる活動をより日本と同胞社会の実情に合わせて繰り広げていく。 総連は、同胞社会の構成が変わり新しい世代をはじめとする同胞の要求が多様化した今日の実態に合わせ活動方法を転換し、同胞が日本の地でも民族的誇りを胸に安心して生活できるよう、より同胞生活に密着した運動を繰り広げていく。 4つ目に、中央から支部に至るまで全組織的に作られつつあるコンピュータネットワークをより整備し、総連活動をIT化する。 総連は、あらゆる活動分野でインターネットを通じた情報通信と交流を決定的に強化し、会員、同盟員間のコンピュータ連絡体系と活動体系を積極的に活用する。特に、インターネットを利用した各界各層の広範な同胞ネットワークを形成するために新しいホームページを開設するなどの対策を講じる。 5つ目に、活動家たちが同胞の中に徹底的に入り、同胞たちに依拠して彼らの愛族愛国の熱意を呼び起こす方法で活動していく。 総連活動家たちは、絶え間ない修養で実力を備え、同胞たちと苦楽を共にし奉仕することを生活化する。 A総連は民族団体、同胞組織としての組織的体貌をよりしっかり整える。 総連は、活動方法転換の要求に沿って各組織の機構を改編し、総連中央と本部を整理し簡素化する。 本大会では、総連中央委員会が提起した活動方向と課題、そして改編しようとする組織機構に合わせ総連の綱領と規約を改正することを提起することになる。 2)新しい世代と事業を決定的に強化することについて @われわれは、新しい世代を全組織的、同胞社会的に大事にし押し立てていく。 総連は、あらゆる組織と同胞社会において新しい世代の活動家たちを愛族愛国偉業の継承者として、また新世紀在日朝鮮人運動の主役として押し立て、若い後輩たちを実の子、実の弟のように思い接する気風を徹底的に立てる。特に朝青活動家たちが集団性を発揮し、より力強く活動できるよう各級組織に複数配置するなど活動条件をしっかりと整え、朝青活動家たちの給与と活動費を優先的に保障するようにする。 Aあらゆる活動分野で新世代の人材を積極的に育てる。 何よりも、新しい世代活動家たちの祖国訪問と政治思想的な資質を備えるための学習の場を系統的に組織することで、彼らを愛族愛国運動の立派な継承者に育成する。 そして新しい世代活動家たちが経済と法律、福祉など専門分野の資格を習得し、同胞との活動を立派にできるように組織的な対策を立てる。 また、団体と朝鮮大学校研究院で、さまざまな分野の新しい世代専門家を育成する事業を力強く推し進める。 B新世代活動家と団体は、総連活動の主役として積極的に立ち上がるだろう。 新世代活動家たちは、総書記の指導によって民族史と同胞社会に新しい転換が起きる時代に、愛族愛国運動の主役として活動するやりがいと抱負を胸に刻み、祖国と民族、同胞のために献身する揺るぎない姿勢を立てるだろう。 朝青と青商会、留学同は自立性をより強化し、管下の青年たちに対する宣伝啓蒙事業を民族性を与えることを基本に、彼らの特性と準備程度に合わせ多様な内容と方法で繰り広げていくだろう。特に新世代ネットワークを拡大し、より広範な青年たちを網羅し、若い気迫と情熱にあふれた青年運動を大々的に組織していく。 C愛族愛国運動で新世代女性の役割を大きく高める。 こんにち、女性同盟を強化するだけではなく、愛族愛国事業でさらに広範な同胞女性たちの役割を高めるための鍵は新しい世代の女性を積極的に押し立てることである。 総連は、全組織的かつ同胞社会的な支援の中で新しい世代女性活動家たちの活動条件を保障し、彼女らが総連のさまざまな活動分野で重要な役割を引き受け、果たすようにする。 女性同盟は、新しい世代女性活動家たちと若い女性たちの創発性を発動し自己の活動を民族教育文化運動と同胞生活奉仕活動、子女教養を主とした広範な同胞女性たちとの活動へと転換していく。 3)支部を強化し分会を活性化させ総連の大衆基盤を拡大することについて @総連は全般的な組織体系と事業体系を立てる上で、支部を強化することに中心を置く。 われわれは、総連活動家の力量を発動し、支部を地域の組織と愛族愛国運動の総合的拠点として、よりしっかりと築いていく。 何よりも、支部常任委員会を階層別団体の責任者と学校長、専従活動家と非専従活動家で構成し、集団的指導機能を高める。 次に、総連支部委員長の地位と役割を高め、総連活動を支部を拠点に繰り広げていく。 そのために、総連中央が支部委員長の会議と講習を直接組織する事業制度を新たに作る。 さらに、総連中央と本部、県単位の団体専従活動家たちで居住支部に対する支援体系を確立する。 A総連分会を同胞たちの生活の場としてしっかり築き活性化する。 総連の分会は地域に居住する各界各層の同胞たちを網羅し、互いに助け合っていく同胞生活単位の組織である。 総連分会と女性同盟分会は、力を合わせて総連の基層単位をより力強い同胞トンネ組織として作りあげていく。 また、若い同胞たちが分会事業に主人らしく参加し、分会委員として積極的に活動するようにし、同胞トンネ事業を多様かつ斬新に繰り広げるようにする。 全ての分会は、同胞たちの要求と志向を反映して分会の特性に合った同胞たちとの活動を力強く繰り広げ、「愛族愛国分会創造運動」をさらに高揚させていく。 B総連の大衆基盤をより拡大していく。 総連が、半世紀にわたる業績を引き継ぎ在日朝鮮人運動を主動する主体としての役割を果たしていくためには、大多数の在日同胞を総連の会員と支持者、賛同者としてしっかり集めなければならない。 われわれは、総連を取り巻く環境が転換され、同胞社会の前に明るい展望が開かれるに従い、愛族愛国の道に合流しようとするあらゆる同胞と、過去を問わず共に団結し、在日朝鮮人運動の新しい高揚を起こしていく。 われわれは、支部と分会で行われる各種集いと、相扶相助のいろいろな場に広範な同胞たちを積極的に網羅し、「朝鮮新報」をはじめとする出版物の読者拡大と子女たちを民族教育網に受け入れる事業を通じて総連会員を増やしていく。 そして、いろいろな事情で日本国籍を持った同胞たちも、総連会員として組織と団体の基層単位の役員も引き受けて愛族愛国運動に民族的良心と誠心を捧げていくように活動する。 C愛族愛国活動のための財政を大衆的な力で解決する。 各級組織は、財政問題解決のための展望目標を立てて自立的土台を強化するために積極的に努力し、特に財政の大衆的基盤を新たに拡大するための事業を積極的に行っていく。 各級組織と活動家たちは、愛族愛国運動の主役である若い同胞たちと商工人の間に替助者メンバーと会費、盟費メンバーをより増やしていく。 これとともに、あらゆる組織で財政規律と節約の気風を立てて、機関事務所をはじめとする公共財産をしっかりと保護管理していく。 4)総連活動家の役割を高めることについて わが活動家たちは、総書記に対する無限の忠誠と一貫した祖国愛と民族愛、同胞愛を胸に、自信にあふれ愛族愛国運動の先頭に立つだろう。 総連のあらゆる活動家たちは、思想意志的に道徳義理的に固く団結し、総連を一心同意で動く力強い組織に強化していくだろう。 また、活動家たちの組織生活を強化し、職分によって振り分けられた任務を献身的に遂行し、その状況に対して責任を負う活動規範を厳格に立てるだろう。 総連は来年、結成50周年を迎える。 全ての活動家と同胞は、これ以上ない誇りと自負心にあふれ、総連結成50周年を先代が成し遂げた業績に新しい事業成果を積み上げ、誇りをもって迎えることで総書記の指導に従って、21世紀海外同胞運動の新しい見本を創造していく歴史的里程標として飾っていくだろう。 本大会から第21回全体大会までの3年間は、総連が半世紀にかけて積み上げてきた愛族愛国の業績と伝統を輝かしく固守し、在日朝鮮人運動を新しい高い段階へと画期的に発展させるうえで、非常に重要な事業期間である。 近年、総連と同胞社会を襲った過酷な環境は全般的にわれわれに有利に変わっていっており、だからこそ新世紀愛族愛国運動の前に背負った総連の使命はより重大になっている。 私は全ての総連活動家と同胞が勝利に対する自信にあふれ一致団結し、より力強く立ち上がってくれることを呼びかけながら、本大会の第一議題に沿った報告を終える。 [朝鮮新報 2004.6.1] |