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西陣同胞生活相談センター1周年で朝・日親善の集い

 西陣朝・日親善の集い(西陣同胞生活相談綜合センター主催)が4月4日、ルビノ堀川で開かれた。

 センター設立1周年を記念して催された集いには、総聯京都府本部の金成洛委員長とセンター関係者や同胞、武田祥夫京都府議、小林昭朗京都市議ら日本人士約200人が参加した。

 1部では京都造形芸術大学客員教授の仲尾宏氏が、「朝鮮半島と日本社会−歴史の共有のために−」と題して記念講演を行った。

 仲尾氏は古代、中世、近代にわたる日朝関係史をひもときながら、平壌宣言の歴史的意味、地域での共生実現について解りやすく語った。わい曲された朝鮮報道を正す点についても強調した。

 2部では、まず小林市議があいさつ。西陣地域における日朝友好運動の先頭に立って頑張ると力強く語った。

 また、上京区長からのメッセージの紹介につづき、主催者を代表して金鐘現所長(=総聯西陣支部委員長)があいさつした。

 金所長は朝・日関係と在日同胞を取り巻く環境が厳しい時期に設立したセンターが、日本の友人と同胞らの温かい協力の下、「21世紀の新しい在日同胞に対する総合的生活支援の拠点」として着実に歩んできたと、1年間を振り返った。

 そして今後も朝・日国交正常化と祖国の平和統一という大きな目標に向けて、在日同胞の諸権利擁護と地域社会の発展のためまい進していくと語った。

 西陣同胞長寿会の金鳳永会長の音頭で乾杯をかわした後、京都朝鮮第2初級学校教員と生徒、同胞青年と学父母らが出演したチマ・チョゴリファッションショー、朝青西陣支部コーラスグループ「西響(ソヒャン)」と京都朝鮮歌舞団の公演、ビンゴゲームなどで、大いに盛り上がった。

 参加者らは、「記念講演で(私自身)初めて知ったことが多くあり、参加した日本の人たちも勉強になったと思う。盛大な集いで感動した」(武田府議)、「西陣でこれだけ多くの人たちが集まったのは久しぶり。とくに学父母や青年らを力強く感じた。これからももっと多くの同胞と日本の方々が集まり、朝・日の正しい歴史を学んで友好を深めていきたい」(京都高麗美術館鄭喜斗専務理事)などと感想を語った。【西陣分局】

[朝鮮新報 2004.5.7]