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料理にこだわりと「やる気」−韓国居酒屋・屋留気(兵庫県神戸市)

 昨年、9月から営業を始めた「韓国居酒屋 食彩館・屋留気(やるき)」(神戸市営地下鉄板宿駅徒歩5分)。「『やる気』を持ってやっていこうという意味を店名に込めた」と語るのは、主人の韓福南さん。

 店内は、テーブル席2つのほかにカウンター席があり、約20人で満員になる。本場の料理が食べられるとあって、週末にもなると会社帰りのサラリーマンや若者たちでにぎわう。

 「駅から徒歩5分圏内に、韓国風居酒屋が多い。他店に負けないように、しっかりした料理を提供し、何度も足を運んでもらえるよう心がけています」(韓さん)

 人気料理はテールスープ(800円)、「冬場はチゲ鍋類」だという。

 スープ料理は、すべて牛骨からダシをとる。味に深みがあって、とてもおいしいと評判だ。テンジャンチゲやキムチチゲ、石焼ピビンパ(いずれも800円)も人気料理だ。

 炒め物、麺類、ごはん物、スープ、焼肉など、ほとんどの料理がそろっているが、「新鮮な刺身も味わってほしい」と韓さん。イカフェ(1000円)などの刺身類は朝、明石中央市場から直接仕入れているため、ネタがとても新鮮だ。

 以前は、スナックを1年ほど経営していた韓さんだが、今の店を譲り受けたことをきっかけに本格的な料理屋を始めることに。

 「料理には自信がなかった」ため、南の人からイチから徹底的に習い、店のメニューすべてを数カ月でマスターしたという。

 週に数回、次女の鄭順仙さん(22)が手伝いにくる。「母の料理は本当においしい」とニッコリ。

 「お客さんに『おいしい』と言われた時がやっぱり一番うれしい。こだわりの料理をこれからも提供していきたいですね」(c)

 営業時間 午後5時〜午前4時、毎週月曜休。兵庫県神戸市須磨区大田町1―2―15(TEL 078・737・0441)

[朝鮮新報 2004.3.31]