同胞老学者たちの学習会「第11回丹青会」例会開く |
定年後の人生の第2ステージに豊かな色を塗ろうと、老学者たちの学習会である「第11回丹青会例会」(世話人=康忠煕朝大元理工学部教授)が19日、東京都立川市中央公民会館で開かれた。 同会は、3年前から2カ月に1回集まって勉強会を開いており、昨年4月には同人誌「丹青」を創刊、今春には第2号の出版を予定している。 今回の学習会では今月末、定年退官する鄭大聲滋賀県立大学教授が「人間文化学部9年を振り返る」と題して報告した。鄭教授は強い民族意識を持って、教鞭を取ったと語りながら、自身の食文化論の基礎について「食の文化に上下がない、知恵が込められている点では同じである」と指摘。「食べ物を取り上げて、これは優れている、これは劣っているというのは間違いである」と語った。また、李文炯氏(在日本朝鮮人囲碁協会理事長)が「盧武鉉大統領就任後1年間の韓国政治情勢の推移」と題して報告した。 [朝鮮新報 2004.3.23] |