セセデ問題協議会、総連中央に建議書提出 |
総連中央常任委員会の諮問機関「セセデ(新世代)問題協議会」(会長=李相大茨城県商工会会長、朝鮮大学校同窓会会長。以下26人)が16日、新しい世代が主人公になる同胞社会を築くうえで提起されている焦眉の課題、対策をまとめた建議書を総連中央常任委員会に提出した。 李会長をはじめとする20人の委員らが東京都千代田区の朝鮮会館で総連中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長に建議書を手渡した。建議書は、新世代同胞の意識分析と意識分析に基づいた建議書で構成されている。冒頭、1年4カ月の研究の過程について述べた李会長は、3200人を対象にした意識調査を進めるなかで彼らの民族性を生かすためには根本的、総合的、長期的な対策を立てなければならないという結論を得たこと、とくに民族教育、同胞コミュニティを発展させる問題を中心に据えて建議書をまとめた点を強調した。「この間、組織が置かれた厳しい実情を目の当たりにした。新世代は総連に対し、幅広い同胞が参加できるコミュニティを築くこと、組織内に民主主義が保障されることを望んでいる」と述べながら、「総連第20回全体大会を新世代の民族性を守る契機にしてほしい」と期待を表明した。 徐議長は、新世代問題の方針を打ち出すことが20全大会の義務の一つだと述べ、「建議書の中で方針化するものは方針化し、運動に生かすものは生かしていく」と約束した。 [朝鮮新報 2004.3.22] |