各地の同胞が語る「私とサークル」−朝青右京支部ニョドンムサークル「輪っちゃ和っちゃ」(京都) |
「輪っちゃ和っちゃ」と出会ったのは2年前。支部のオンニから「責任者になってサークルを盛り上げてくれないか」と依頼されたのがきっかけでした。 不安でいっぱい 以前から右京支部に不定期で行われるニョドンム(女子)のサークルがあると聞いてはいましたが、一度も参加したことはありませんでした。そんな私に「不定期で行われていた会を正式に結成したいので、その責任者になってくれ」との突然の依頼。気がつけば何も考えずに承諾していました。 そんなわけで責任者になったものの、正直乗り気がしませんでした。自分より年上の先輩の上に立って、サークルを盛り立てていけるのかなどという不安もありました。 が、その反面、引き受けた以上は最後までやり遂げようという思いもありました。堅苦しくなくだれでも気軽に集まって、楽しく自分たちがしたいことをする―そんな気を使わないサークルにしようと思い、支部のオンニと毎週話し合いながら結成に向けて準備を進めていきました。 準備過程で仕事も生活も忙しくなり、投げ出したくなることが何度もありました。でもそのつど「誰かが行動を起こさなきゃ」「サークルを結成し、支部ニョドンムの輪を広げていこう」との初心に戻り、乗り切ることができました。 誰かがやらねば いろいろありましたが、4カ月以上の準備の末、2001年12月19日、朝青右京支部ニョドンムサークルを結成しました。時には「ワッチャワッチャ」(ウリマルの仁拙仁拙)し、時には「和」やかな雰囲気のなか、みんな仲良くニョドンムの「輪」を広げていこう! とのみんなの思いをこめてサークル名を「輪っちゃ和っちゃ」と名付け、活動を開始しました。エステサロンの専門講師によるメイクアップ連続講座やストレッチ教室、季節ごとの行事はもちろん朝鮮の女性なら誰もが知っておきたい朝鮮料理などニョドンムのニーズに合わせた盛りだくさんの内容で月1回活動しています。 最初は3〜4人しか集まらなかったサークルも、今では10〜15人に増えみんな楽しく「輪っちゃ和っちゃ」しています。 サークルを通じてたくさんのトンムたちと知り合い、「同胞同士の輪」の大切さを感じることができました。みんなが楽しくサークルに参加し、気付けばきずなが深まり、サークル活動以外にも恋愛の話から生活の悩みまでなんでも話し合う仲間になりました。この仲間は私のかけがえのない宝です。 「誰かがやってくれるのを待つのではなく、思えば自分が行動を起こす!」「やればできる!」−常に耳にする言葉ですが、その本当の意味を気付かせてくれ、自分を成長させてくれたサークルに感謝でいっぱいです。 時には「ワッチャワッチャ」し、時には「和」やかな雰囲気のなか、みんな仲良く、ニョドンムの「輪」をこれからも広げていくぞ!(朴知子、事務員) [朝鮮新報 2004.1.23] |