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総連第20回全体大会に向け知ろう総連の歩み(1)

 総連第20回全体大会の開催が今年5月に予定されている。今大会は新世紀、同胞社会の新しい姿を築き、在日朝鮮人運動を新たな段階に発展させる大会と位置づけられている。大会を前に、総連結成からの歩みを要点的に紹介、連載していく。執筆は在日朝鮮人運動研究者の朝鮮大学校呉圭祥教授。

 総連は今年、20回目の全体大会を迎える。20回という節目の今大会は、内外の注目を浴びている。それは、ただ回数の問題だけではなく、21世紀の最初の3年間の活動経験を前提に新たな課題を示す大会になるからだ。

 また、戦争の世紀といわれた20世紀が過ぎた現在も、公然と米国による侵略戦争が行われている状況下、とくに朝鮮半島情勢がなおも流動的である一方で、3世、4世の新しい世代が同胞社会の中心的な世代として登場している実態から、同胞社会とその運動の対応が求められているということを考える時、20全大会はとくに重要な位置を占める。

 さて全体大会の位置と任務は何か。全体大会は総連の最高決議機関として、3年に1度、定期的に中央委員会が召集する。ただし、中央委員または地方執行委員の3分の1以上の求めがあった時には、臨時大会を召集することができる。大会に参加できるのは代議員、中央委員、中央監査委員。

 その任務は@中央委員会、中央監査委員会の活動報告に対する審議決定A基本方針の樹立B重要活動の議決C会計報告および予算案審議決定D綱領、規約の審議採決E議長、責任副議長、副議長、事務総局長、中央委員および中央監査委員の選出である。簡単に言うならば、全体大会とは総連の方針と主要人事を決定する場である。(呉圭祥、朝鮮大学校教授)

[朝鮮新報 2004.1.13]