第１７回全国中学生ウェイトリフティング競技選手権大会が２２日、群馬県前橋市のぐんま武道館で行われ、北海道朝鮮初中高級学校中級部の李在�Q君（３年）が７５キログラム級競技で銀メダルを獲得した。

　４８キログラム級から７５キログラム超級までの７階級で行われた競技には、３２人の選手が出場した。

　同大会で２人の優勝者（１１回大会の朴徳貴、１６回大会の尹乗�舞I手）を出すなど毎年、好成績を収めている北海道朝中からは李君一人が参加。

　李君は、大会３日前の練習中に負った右の肋骨にひびが入る負傷（全治１〜３週間）をおしての出場となったが、スナッチ５７．５キログラム、ジャーク６５キログラムのトータル１２２．５キログラムを挙げ堂々２位に輝いた。

　自己ベスト（トータル１３７．５キログラム）には及ばなかったが、「中級部最後の大会なので今まで支えてくれた同級生、応援してくれる群馬の同胞のためにも棄権だけはしたくなかった。満足できる結果ではないが、昨年は３位、今年は１つ順位をあげることができ、今後の励みになる」と試合後コメントした。

　同校ウェイトリフティング部の金太壌コーチ（２７歳、第１３回アジア大会のウェイトリフティング競技朝鮮代表）は、「ベストにはほど遠い体調だったが、悪いなりによく頑張った。この悔しさをバネに高級部でやってくれることを期待する」と述べた。

　この日、群馬朝鮮初中級学校の生徒３０人を含む学父母、総聯、朝青の専従活動家計６０余人が応援の横断幕を掲げ李君に声援を送った。

　李君は「『徳貴ヒョンニムのように強くなりたい』、との一心で重量挙げを始めた。もっと練習してもっと強くなりたい。課題は多いけど、ウェイトリフティングで培った精神力で高校の３年間、頑張ります」と決意を新たにしていた。

［朝鮮新報 2003.8.28］