わたしにむける言葉は
人が嫌がる言葉であろうと躊躇わないでください よしんば称賛に価することであろうと 叱ってください
愚か者と言ってください わたしを煽てる言葉
それは毒薬とおなじですから 伸びゆく芽を
なぎ倒す暴風雨とおなじですから わたしにむける言葉は
嘲り笑う言葉であろうと躊躇わないでください それがわたしを救う言葉となるのですから
ああ 友よ、すべての先駆者よ! 1927
朴世永(パク・セヨン、1902―1989) 「愛国歌」の作詞者。代表作は自由と解放への渇望をうたった「岩つばめ」。「イムジン河水清く/とうとうと流る」で始まる「臨津江」は日本でもおなじみだが、この歌の作詞者が朴世永であることはあまり知られていない。(訳・康明淑) [朝鮮新報
2003.5.28]
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