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世界平和評議会、コミュニケで米軍の朝鮮半島撤退要求

 世界平和評議会(WCPP)執行局会議が11月16、17の両日、ギリシャのアテネで行われた。

 会議には、ロメシュ・チャンドラ、エバンゲロス・マヘラスの両WCPP名誉議長と書記局メンバー、朝鮮平和擁護全国民族委員会代表団をはじめ23カ国から代表団が参加した。

 会議で発表されたコミュニケは、米国の支配政策に反対して朝鮮半島の平和と非核化をめざしたたかっている朝鮮人民を支持し、6.15北南共同宣言に従い朝鮮の北南間で進められている平和と統一のプロセスを支持すると指摘した。

 また、WCPPは朝鮮半島から米軍が完全に撤退することを求め、これと関連して朝鮮とすべての地域の連帯発議を支持すると強調した。

 会議では、朝鮮半島における平和と統一のための国際会議招集に関する文書が採択され、平和を愛する世界のすべての団体、個別人士が会議に参加するよう呼びかけた。

 一方、WCPPとメキシコ平和評議会、米国平和評議会、ドイツ平和評議会、コンゴ平和評議会、全インド平和・連帯組織など17カ国の平和団体は11月17日共同声明を発表し、朝鮮半島で戦争を防止し、平和と統一を実現する活動に積極的に参加することを世界の平和愛好勢力に呼びかけた。

 共同声明は、米国が朝鮮を孤立、圧殺し朝鮮半島と北東アジアで覇権戦略を実現するため、核問題を政治目的に利用していると糾弾し、次のように指摘した。

 核問題は、信頼できる不可侵条約を締結し、双方の懸念を同時に解消する同時行動の原則に基づいて対話の方法でその解決方途を求めるべきである。

 朝鮮統一の直接的な担当者は朝鮮人民自身であり、外部勢力が干渉するいかなる名分もない。国の自主的平和統一をめざす朝鮮のすべての提案を支持する。

 われわれは、朝鮮半島における平和と統一のための国際会議の招集を提案する。正義と平和を愛するすべての団体、人士がこの国際会議に参加し、国の自主権と安全、平和を守る朝鮮人民のたたかいに支持と連帯を表明するよう呼びかける。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.11.29]