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日朝若者シンポ開催、国交正常化、連帯アピール

 「日韓と日朝は何が違うのか?〜日韓条約の舞台裏と日朝国交交渉」(主催=日朝若者シンポ実行委員会)が4日、法政大学市ヶ谷キャンパスで開催され、在日同胞学生、留学生、日本の大学生、日本市民ら55人が参加した。

 日朝国交正常化の歴史的意義を日本と朝鮮半島の戦後関係史を基礎に、日韓条約の成立過程をたどることによって逆照射する、というコンセプトで企画されたシンポでは、朝鮮大学校の康成銀教授が講演し、戦前、戦後の連続性を断ち、真の和解と北東アジアの平和体制構築のための朝・日国交正常化と朝米不可侵条約締結、民衆の連帯の重要性をアピールした。

 また、「冷戦構造下における政治的力学の象徴ともいうべき日韓条約における民衆、当事者不在の過去の忘却としての和解は、日本の主体的な過去の清算をもたらさず、むしろこんにちにおいても植民地支配を正当化するような言説を生み出している。この歴史認識の不在は民衆レベルにも浸透し、日朝関係においてはそのまま『官民合作』の狂乱的な『北朝鮮バッシング』として結実している」と語った。

 講演終了後、法政大学キャンパス広場で懇親会が開かれ、平壌焼酎と漢拏山焼酎を楽しみ議論と親ぼくを深めた。のど自慢大会も開かれ、最後には「われらの願い」を同胞学生と日本人学生が肩を組みながら合唱した。【留学同中央】

[朝鮮新報 2003.10.22]