朝鮮学校を支援する新潟県民の会第7回総会開く |
「朝鮮学校を支援する新潟県民の会」(代表=多賀秀敏早稲田大教授)の第7回総会が9月13日、新潟県教職員組合会館で行われ、日本市民、同胞ら約70人が参加した。 94年の結成以来、朝鮮学校生の教育を受ける権利を追求し、在日朝鮮人、朝鮮学校の歴史を知らせ、状況改善のための課題について取り組みを続けてきた同会では、活動報告、今後の方針などについて意見が交わされた。 この間、同会では文科省や新潟県、新潟市に対し、大学受験資格、助成金をはじめ朝鮮学校に対する差別を撤廃するよう求めてきた。 とくに01年3月には、相次ぐ朝鮮学校児童、生徒への嫌がらせを受け、県弁護士会に対し、新潟朝鮮初中級学校の教育に関する人権侵害救済の申し立てを行った。一方、9月6日には同会が中心となって呼びかけ、朝鮮学校を支援する全国連絡組織である「外国人学校、民族教育を支える全国連絡会」を結成している。 総会では、長年恒例となってきた朝・日文化交流「ミレ・フェスティバル」の再開を目指すとともに、@県弁護士会に対し、申立内容に沿った「救済勧告」を速やかに提出するよう求めるA政府や自治体に対し、朝鮮学校を1条校に準ずる外国人学校として認め、学校への補助金等を大幅に増額し、学校卒業を根拠にした大学入学資格の付与―などを決めた。 [朝鮮新報 2003.10.7] |