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「万景峰92」号、定刻に出港−「定員数問題」でまたも不当な事情聴取

バスから降りようとする同胞を警官の制止にもかかわらず威嚇する男性

 8月末以来、4度目の新潟西港寄港となった「万景峰92」号は9月30日午前9時30分に接岸、祖国訪問を終えた同胞、朝鮮学校生徒ら乗客219人が下船。1日午前9時54分に乗客175人を乗せて元山港に向かった。

 入港時、埠頭に入る検問所前で「拉致家族を救う会」・宮城のゼッケンをつけた集団が、祖国往来記念館および総聯新潟県本部前では暴力団風の「右翼集団」が騒動を繰り広げた。

 また、2度目の出港時(9月初)に定員を超える乗客を乗せたということで、前回寄港時(同中旬)に船長から事情聴取を行った新潟区検は、今回も長時間にわたって不当な事情聴取を行った。

 同号入港時、「救う会」・宮城のゼッケンをつけた集団は、「正気塾」・宮城の文字を車に刻んだ宣伝カーと携帯電話で連絡を交わし合流、埠頭周辺でも騒動を繰り広げた。

 また総聯県本部前などでは、複数の右翼集団が合流。ハンドマイクを持ったパンチパーマの中年男性、入港妨害を主張する横断幕を掲げた集団などが誹謗中傷を繰り広げた。中にはバスから降りようとする同胞に駆け寄り威嚇する20代前半の男性もいた。

 また街宣カー10数台が30日に加えて1日の同号出港後も新潟市内を走り回り、交通妨害などをした。(基)

[朝鮮新報 2003.10.4]